話し方教室「乳幼児期における脳への刺激は、言語習得にも重要」

脳への刺激と児童発達の関係

「サイエンス・デイリー」によると、神経科学者であり、ノルウェー科学技術大学教授のオードリー・バンデルメーア氏は、研究を通して、遺伝子により「生まれもった個性」が決められ、児童発達は乳幼児期に脳が受けた刺激の影響を受けることを証明したという。

体や感覚による脳への刺激

バン・デル・メーア教授は、ベビージムなど複雑な体の動き、トイレトレーニングなど心身の成長に伴い、乳幼児の脳神経数は急速に増え、機能が高まると述べている。

乳幼児の脳神経は体の動きや感覚より刺激を受け、毎秒、何千もの新たな神経回路が形成されるという。また、脳の発達と同時に、感覚知覚や運動機能も向上する。

一方、脳への刺激が減少するとシナプスは消滅し、脳は柔軟性を失うという。脳科学者らは、新たな知識の習得により脳は刺激され、脳やシナプスは強化されると述べている。

言語習得と脳機能

脳研究において、言葉を話し始めると母国語で使う脳の部位が活性化されるといわれる。

同教授によると、乳幼児は生後4ヶ月で言語の違いを聞き分けられるが、生後8ヶ月になると能力は消滅するという。7歳までには母国語で使う脳の部位以外が活性化される為、外国語は7歳以降に習得することを推奨している。

また、乳幼児の言語取得において、他者との関わりを通して言語を習得することが重要であるとしている。

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