話し方教室「男性リーダーと女性リーダーの共通点と相違点」

男女により異なるコミュニケーション

「オンポイント・コンサルティング」は、男性リーダーと女性リーダーの共通点と相違点を紹介している。性別の違いにより、同僚や直属の部下、上司への対応は異なるという。

オンポイント・コンサルティングは、多種多様な組織や企業のリーダー223人(男性116人、女性107人)を対象に、360度評価(多面評価)を実施した。

リーダーにとって最も効果的な影響戦術は4項目あり、論理的思考、刺激・鼓舞、相談・助言、協力における能力が必要とされる。

論理的思考と協力に関する能力に性差はない

調査結果は、論理的思考と協力に関する能力は、男女の性別による差違は認められなかった。

部門や職能上の枠を超えたチームにおいて成功を収めるリーダーは、性別に関係なく、仲間の協力や支援を得る能力を兼ね備えているという。

一方、刺激・鼓舞、相談・助言に関する能力は、男女の性別による差異が認められた。

女性リーダーの特徴

女性リーダーは、男性リーダーと比べ、職場の仲間、特に同僚や直属の部下に対して刺激を与え、鼓舞する頻度が高い傾向にあった。相手を理解、認識したうえで、称賛によりモチベーションを高めるという。

また、女性リーダーは直属の部下と綿密なコミュニケーションを図り、上司や直属の部下に相談し、助言を求めることに抵抗がない。

仕事において改善や変化を求められた際は、上司に相談し、解決策を模索するという。合わせて、同僚に相談することで、自身の解決策を正当化する。

男性リーダーの特徴

男性リーダーは、上司に影響を与える事象がある場合、理解を促す為に伝達する。

仕事における改善や変化が必要な際は、直属の部下に対して相談することにより、解決策を得るという。男性リーダーは、女性リーダーと異なり、権限や職権に困難さを感じていない。

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