話し方教室「患者との距離をうめる医師のコミュニケーションスキル改善!」

医療コミュニケーション

カリフォルニア大学ロサンゼルス校は2月23日、医師のコミュニケーションスキルのトレーニングを行うことによって、患者の医師に対する意識が9%向上したという研究報告を行った。

医師のコミュニケーション・トレーニングプログラム

同研究では、主要な学術医療センターの医師が、患者とのコミュニケーションを改善するためトレーニングプログラムを作成。

医師はこのプログラムに沿って実践、医師のコミュニケーションに対する患者の認識を毎月測定し、1年以上かけて7043事例の調査回答を調べた。

すると、医師のコミュニケーションや治療、患者への対応など、9%の改善が見られたという。

その内容は、「診察室に入る前にノックする」、「患者と握手をする」などの基本的な姿勢から、「患者の診察、チェック」、「結果報告や治療計画などの説明」、また「医療チームを患者に紹介する」、「家族との質問に答える」など項目は様々だ。

互いを尊重し合うコミュニケーションが重要

同研究では、この成果が治療プロセスにおいてプログラムの有効性を示しているという。

医師と患者には大きな違いがあると考えがちだが、お互いを尊重し合うことで生まれるコミュニケーションと理解が、治療にも影響を与えるようだ。

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