話し方教室「大学生アスリートへのコミュニケーション教育・ガイドライン」

スポーツ選手たちへコミュニケーション教育を

ミシガン大学のニュースルームでは3月21日、各大学でガイドラインに沿った学生選手たちのコミュニケーションの教育に力を入れ始めているという。

SNSで中傷、学生のモラルが問われる

この問題は2012年、大学生サッカー選手がチームメイトとSNS上で、女子選手たちを批評した「スカウトレポート」に始まる。

9ページにもわたるその文書には、女性の写真を掲載し、中傷や性的な話題に関する憶測などが書かれていた。メディアで取り上げられ、2016年に同チームで再発。同チームは残りのシーズンすべてキャンセルを余儀なくされた。

ミシガン大学はこの事態を重く受け止め、アスリートたちのより健康的な環境作りが大切だとし、個人開発のワークショップやアスリートたちの行動ガイドライン、トレーナー訓練などを提供し、ほかの大学へ協力を求めている。

自由は奪えないが、コミュニケーション・モラルは学ぶべき

ただ難色を示す大学も少なくない。

プライベートなコミュニケーションまで立ち入ることは、アスリートの言論の自由を奪うというのだ。彼らを尊重するコーチには規制や処分に抵抗がある。それぞれが責任を持つべきだという。

確かに自由を奪うことはできない。しかしコミュニケーションのモラルとSNSの使い方は学ぶべきだとしている。

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