話し方教室「言語の起源は、ジェスチャーなのか?」

「言語の起源」論争

言語の起源は、ジェスチャーにあるという考えがある。ネイチャーでは3月29日、その主張を否定する、生物学者マーク・パジェル教授の主張を掲載している。

「指を指す」は、子供の初歩的コミュニケーション

人間がほかの動物と比べて優位に立ったのは、「言語」の存在だと考えられている。人間の言葉は動物の表現とは違い、物事を説明する ことができる。

「ジェスチャー」から「言語」への発達に寄与したのは、ミラーニューロンであるとしている。ミラーニューロンは、ほかの個体の行動を見て、まるで「鏡」に写ったように同じ反応を起こす脳の働きのこと。

その代表的なジェスチャーは、「指す」行為だという。「見て」、「取って」など、子どもが初歩的なコミュニケーションを行うのはよく見かける光景だ。

「言語の起源はジェスチャー」とは、まだ言えない

しかしパジェル教授は、ジェスチャーが霊長類の言語の起源だとすると、ほかの動物も「指す」ことが伝達手段として発達していなければならないと主張する。

イヌは人間の指す行為を理解することはあっても、ほかのイヌに指図したりはしない。チンパンジーは可能だが、意図的なコミュニケーションはない。

さらに「発声」の観点からも、言語の起源がジェスチャーとするには、結論としてまだ成立しないという。

■ 記事関連・話し方講座/仕事で必須の2大コミュニケーション能力開発・話し方教室

■ 話し方コラム提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方コラム・スタッフ委員会