話し方教室「ローマ教皇のスピーチ-指導者たちに自制を呼びかける-」

復活祭の日曜日にローマ教皇フランシスコが行ったスピーチ

アメリカのニュースメデイア「ザ・デイリー・ビースト」は4月16日、イースターの日曜日を祝ってサン・ピエトロ大聖堂前広場に集まった人々に対して、ローマ教皇フランシスコが行った恒例のスピーチを伝える記事を掲載した。

教皇は複雑で劇的な事件が頻繁に起こる今日の世界において、正義と平和のために働く全ての人々のために神の導きがあるように、また紛争の拡散を防止し武器貿易を停止させることに必要な勇気を神が各国の首脳に与えられるようにとの祈りを捧げた。

教皇は過激な活動を行う政府を非難し、世界の指導者たちに対して緊張の高まる局面でも慎重に行動するよう呼びかけた。

受難に苦しむ人々に神の癒やしが届けられるようにもスピーチ

スピーチの中で教皇が特定の国名を名指しすることはなかったが、最近は好戦的な北朝鮮に対して米軍が軍事行動を開始するのではないかとの恐れが高まっている。米軍が朝鮮半島で軍事演習を行えば報復するとの北朝鮮による恫喝もある。また今月に入ってから米軍はシリアとアフガニスタンでも空爆を行っている。

教皇はさらにシリアで起こったバスの爆破テロに言及してこの卑劣な行為を非難し、愛されながらも受難に苦しむシリアの人々のために神の癒やしが届けられることを求めた。

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