話し方教室東京 教養講座|コーチングの大前提!クライアントを認める、受け入れる

コーチングが結果に結びつかない要因は?

クライアントに対してコーチングを行っているけれど、今ひとつ良い結果が得られない、とお悩みではありませんか。

コーチングを行う上で必ず押さえておきたいことは、相手を認めて、受け入れることです。クライアントは受け入れられるからこそ心を開き、コーチの言葉に耳を傾けるようになるのですから。

(相手を)認めるから、(自分も)受け入れてもらえる

コーチングで良い結果を得るためには、相手を「認める」ことが基本となります。このことは心理学の定番、「マズローの欲求5段階説」からも理解できます。マズローの欲求5段階説の4番目には「尊厳の欲求」があります。尊厳の欲求は、「承認欲求」とも言われるものです。

つまり、人は認めて欲しい存在なのです。衣食足りて礼節を知るレベルになると、人間は相手や周囲から「認められたい」、「承認されたい」という思いが強くなるのです。コーチングも相手を認めるところからスタートする、これは大事です。

認める、承認できる点は、3つもある!

取り立てて「認める」ことがないような人でも、最低3つは認めることができます。

まず、クライアントが何らかの「結果」をだした時に認めることができます。「よくやりましたね」と話しかければよいのです。

また、仮に結果に結びつかなくても、その「努力したプロセス」を認めることができます。「結果は残念でしたが、もう一息でした。よく努力されましたね」と承認できます。

そして、もう一つ。仮に、結果も、努力のプロセスも評価できるレベルではなかったとしても、その人の「存在自体」を認めることができるのです。「○○さんなら、もう少し努力できたかもしれません。でも、あなたがいることで、チームは明るくなりましたね」と承認することはできるのです。

話し方教室の要点「コーチング・コミュニケーションのポイント」

1.人は認めて欲しい存在。衣食足りて礼節を知るようになると、人は相手や周囲から「認められたい」、「承認されたい」という思いが強くなる。

2.認める3つのポイント。結果を認める。プロセスを認める。存在自体を認める。

人は認められることで心を開く生き物。コーチがクライアントを「認める」ことで信頼感が増し、必然的にコミュニケーションもとりやすくなり、コーチングもうまく機能するようになっていくのです。

コーチングの話し方の理解を深めたい方は、話し方教室の伝統校・日本コミュニケーション学院東京の話し方教室専門講座で学ばれるのがよいでしょう。

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