話し方教室「人間関係をよりよくするコツ」

「友達をつくりたい」と言って入学される方々

「友達がいません。友達をつくりたいです」といって、本学のコミュニケーションコースに入学される方が、毎月何名かいらっしゃる。

20代の方ばかりではない。30代、40代の方もおられるのだ。

私は、ずーっと前から「よりよい人間関係を築くコツは、家庭の躾の中にある」と、考えていた。

その証明にもなりそうな新聞のアンケート結果を見つけたので、以下にご紹介しよう。

「人間関係をよくするために気にかけていること」(ベスト5)

1.「ありがとう」と「ごめんなさい」は必ず言う。
2.笑顔で明るくあいさつする。
3.了解した約束は守る。実行できない約束はしない。

4.嘘を言わない。ごまかさない。
5.自分がされて嫌なことはしない。
(2012-01-07日本経済新聞・ニッケイプラス1)

どうだろう?上記は、子供に対する「躾」そのものではないだろうか。

私自身は、子供の頃、親にどれもよく言われたのを思い出す。当時は、「うるさいなー」と思って聞いていたが、今となっては、ただただ感謝以外にはない。

考えてみれば、どれもこれも、当たり前のことばかりなのだが、これが大人でも意外とできていない。①と②の、ありがとう、ごめんなさい、あいさつでさえ、どれほどできているだろうか。

「私は絶対やってます!」という人でさえ、「その声は、キチンと相手に届いていますか?」、「声だけでなく、誠実な態度、動作を伴っていますか?」と問われたらどうだろう?

言葉は相手の耳に届いて半分到達。相手の心に響いてはじめて全部到達といえるしろもの。

よりよい人間関係づくりには、自ら関わって行く姿勢が大事

実は私自身は、よりよい人間関係のためには「自分から積極的に、相手に関わっていく姿勢」が極めて重要だと考えている。でもアンケート結果(ベスト15までありました)に、そのことは無かった。

上記のベスト5、プラス、「自分から積極的に、相手に関わっていく姿勢」があれば、子供でも、大人でも、友達はすぐにできる。よい人間関係を維持することも困難なことではない。

もし、ここまで述べたことが、自分に必要と思う人がいれば、今すぐ始めればよい。何歳になっても遅すぎることはないのだから。

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