話し方教室(東京)「議論・討論で負けないためのポイント!」

議論・討論は優れたコミュニケーションの場

日本人には「議論や討論(ディベート)は苦手」という人が多いようです。意見を戦わせるよりも回避しようとする傾向が強く、議論下手というより、議論として成立していない場面もしばしば見うけられます。

議論・討論は、コミュニケーションをとることと相反するものではありません。正しくおこなわれる議論・討論は、優れたコミュニケーションの場だとも言えます。

「自分の意見がまとめられず、発言すらできない」、「雰囲気に圧倒されてしまう」などと悩んでいる、あがり症の人も心配することはありません。

論理的で、非の打ちどころのない意見を、淀みなくすらすらと述べることのできる人など、そうそういるものではありませんから。

ポイント1:相手の意見を十分に聞く

ここで是非知っておいていただきたい「議論・討論(ディベート)で負けないための3つのポイント」を述べたいと思います。

まず1番目は、相手の意見を十分に聞くことです。相手の話の内容に耳を傾け、理解することです。

共感できるところでは、相手に十分な同意を示します。相手は、同意を得られたことで、少し気を緩めるかもしれません。ここで必要なのは、即座に相手のスキをつくことでも、自分の主張を述べることでもありません。

最後まで相手の話に耳を傾け、言いたいことを全て出し切ってもらうことが大事です。そして相手の話の中で、どの部分が事実を述べており、どこからが意見であるかを見極めることが肝心なのです。

ポイント2:主張に3つの理由とPREP法

2番目に必要なポイントは、自分の意見を述べる際に、根拠となる「理由」を3つ用意しておくことです。3つです!

3つより多いとだらだらとした印象となり、心に残りません。1つでは、インパクトがなく聞き流されてしまいます。

「理由は3つあります」と述べることで、バランスよく話を展開することができます。

さらに話の展開は、PREP法であること。「Point 結論」⇒「Reason 理由」⇒「Example 具体例」⇒「Point 結論」の流れで話を進めます。

結論を簡潔に述べ、3つの理由を提示します。そして必ず具体例をあげます。そして、最後にもう一度結論を述べ、自分の意見を強調します。

ポイント3: 簡潔で誰にでも分かる話し方

3番目に必要なポイントは、「話し方」です。主張の内容ももちろん大切ですが、筋道立った流れを、いかに簡潔に明確に伝えることができるかが大事です。

できるだけ短くという点も大切なポイントです。十分に聞いた相手の意見に焦点をあて、それに対する自分の主張を的確に、冷静に述べましょう。

説得力ある話し方を訓練で身につける

説得力のある話し方は、訓練で身に付きます。簡潔に誰にでも分かるような言葉で主張を述べるには、客観的な視点が必要になります。ぜひ訓練して身につけてください。

しかし残念ながら、一般の「話し方教室」でそのノウハウを学ぶことは困難でしょう。なぜなら「話し方教室」の殆んどは、基本的に入門、初心者を対象に、スピーチの初歩だけを教えているからです。

でもご心配なく。「本気」になったら、本学のロジカル・コミュニケーション講座があります。本学では、入門・初心者の講座はもちろんですが、日本トップ水準の超・上級者用の講座も、国内で唯一、ご用意していますから。

せいぜいご利用いただき、真のコミュニケーション能力を身につけていただければと願っています。

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