話し方教室「話材/我が人生の師は、いずこに?」
なかなか見つからない「人生の師」
皆さんは、「人生の師」を求めたことがありますか?
私は20代で創業したこともあり、当初、師を求めて幾つかの経営者団体や、経営コンサルタント団体に入会したことがあります。
そこで色んな方たちと交わるのですが、どうもピンと来る方がいない。こう言ってはなんですが、どなたも帯に短し、襷(たすき)に長しで、自分が探し求めている人達ではないのです。
そこで、人生の師を求めることは、30代前半で早々に諦めることにしました。
それからというもの、もっぱら私の師匠は「本」ということになりました。とにかくよく読んだ。
50歳は、不惑の年?
若かりし頃は、50歳にもなれば「不惑」を過ぎているのだから、道に迷うことはないだろうと思っていたのですが、さにあらず。50を過ぎた今でも、私はよく迷っています。
この分だと、たぶん、死ぬまで不惑の境地にはたどり着けないな、と今は観念しているところです。
松下幸之助氏のCDが、我が師に
長く、「師匠は本」だけだった私ですが、最近いいものに出会いました。それは、「人生の達人」の肉声が聴けるCDです。
これはいい!だから、ここ最近の私の師匠といえばCD、松下幸之助氏のCDです。
CDを聴いていると、松下翁が、私一人に、直接話しかけてくれている気がするのです。それがいい!叱られている気がします。励まされている気がします。
かつてのエクセレントカンパニーだった、パナソニック(旧・松下電器産業)をはじめ、ソニー、シャープといった家電メーカーが、今は全くダメな会社に成り下がりました。
これらの会社への処方箋は、松下翁のCDの中にある、私はそう思っています。
上記の会社の社長たち、たぶん、CDを聴いてないだろうなぁ。
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