話し方教室東京 教養講座-ビジネスにおけるチームコーチングの原則とは?

ビジネスコーチングの目覚ましい発達

最近ビジネス界では、目覚ましい成功を遂げたチームの多くに、コーチングへのアプローチがあると言われている。

もともとはスポーツ界で始まったコーチングをビジネスに取り入れる概念は、近年で広く浸透したとトレーニングジャーナルlに記されている。一体コーチングとはどんなもので、どういった効果があるのであろうか?

スポーツにおけるコーチングの起源

コーチングが先にスポーツに取り入れられていることは、皆の知るところである。コーチなしでスポーツチームを形成することは、今や不可能であろう。

その起源は1875年。ハーバード大学とイェール大学が、アメリカで最初のフットボールの試合を行った際、イェールがヘッドコーチを雇ったのである。それから30年間、ハーバードはわずか4回しか優勝できず、その後コーチを雇うようにしたと言う。

コーチングの基本はコミュニケーション

チームでは、何よりも共通の目標を掲げることが重要である。スタッフそれぞれが、個別の目標を持っているのは普通であるが、それだけでは不十分である。

また上層部から義務付けられた目標も、十分な効果は発揮できない。やはり、チーム内で協力して定めた目標であれば、それを達成する可能性は非常に高くなると言う。

そして多くのスポーツコーチが、チーム独自の行動基準や基本ルールを設定する必要性を説いている。チームで考えてルールを設定すると、ルールを破る可能性がかなり低くなると言うことである。

つまりチームコーチングの原則とは、チーム内で納得いく目的と目標を定義し、チームの信頼と行動の基本ルールを定義することである。スポーツにおけるコーチの厳しい指導という昔ながらイメージではなく、コーチングの基本はコミュニケーションなのである。

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