話し方教室東京 教養講座-プレゼンテーションを必ず成功させよ!

徹底した聴衆分析がプレゼンテーションを成功に導く

「フォーブス」では、聞き手の記憶に残るプレゼンテーションは、事前準備を入念に行うことが重要であると強調している。そして、入念な事前準備に基づき、聞き手が求める情報を一方的ではなく、双方向コミュニケーションにて伝達することが大事だといっている。

プレゼンテーション、スピーチといったパブリックスピーキングにおいて、事前準備は欠かせない。とりわけ、聴衆分析は重要になる。徹底した聴衆分析こそがパブリックスピーキングを成功に導く。

そこで、可能な限り、聞き手に対する理解を深める。事前に参加者リストを確認する、事前に参加者と接点を持つなどして「どのような人/どのような立場の人が聞くのか」といった聞き手の基本属性(人数、性別、年齢、宗教、文化、信念・信条など)について調べる。

あわせて、「どのくらいコンテンツについて知っているのか」「どのような情報を得たいのか」と聞き手のニーズ、知識レベルを正確に把握する。

事前に会場を下見、当日は余裕を持って出向くこと

事前に会場の下見が可能ならば、会場を下見しておくと良い。会場の規模や収容人数、空調や照明、ドアや椅子の位置などのレイアウト、ステージや講演台などの設備、ホワイトボードなどの備品、音響やプロジェクターなど機材も確認する。そうすることが安心感につながる。

当日は時間に余裕をもって会場に出向く。時間に余裕がないと気持ちも焦り、ミスを誘発してしまう。余裕時間で、スライドなどの資料を見直し、会場の備品や機材なども確認し、万全の体制で本番に臨むのがよい。

特に、設備や機材の当日確認は重要である。そうすれば、万が一トラブルに見舞われても落ち着いて対処できるだろう。

なかには早めに来る参加者もいるだろう。その場合は、コミュニケーションを図ると良い。簡単な話であっても、開始前に参加者と会話を交わすことにより、緊張がほぐれ、良い雰囲気でプレゼンテーションを始められる。

双方向コミュニケーションを意識して、プレゼン練習を繰り返すこと

プレゼンテーションは、話し手が自分の提案を伝え、聞き手は基本的に話を聞いている状態である。しかしながら、話し手は一方的に話さない。聞き手との対話を意識し、双方向なコミュニケーションを図ることだ。

原稿やスライドを読み上げるだけのプレゼンテーションでは、聞き手は興味・関心を示さず、聞き手の心は、惹き付けられない。時間は掛かるが、話し手が自分の言葉で自然に話を展開できるようになるまで練習を繰り返すのがよい。

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