話し方教室 コラム「良いパブリックスピーキングは、情熱を持って伝え、聴衆に共感を生み出す芸術である。」

【今日の金言/2024-02-06】

「良いパブリックスピーキングは、情熱を持って伝え、聴衆に共感を生み出す芸術である。」
マーティン・レザキ

良いパブリックスピーキングは、情熱をもって伝える

まず、情熱をもってスピーチを行うことは、レザキの格言において強調されている要素の一つです。

情熱は、話者が語るテーマに対する深い興味や熱意を反映しています。情熱が感じられるスピーチとは、単なる情報の伝達ではなく、共感を呼び起こし、聴衆の心に響く話です。

つまり、情熱が感じられるスピーチは、単なる情報伝達以上の体験を提供し、聴衆との深い結びつきを生み出すのです。

言葉と身体言語、声の調子を一体化したスピーチでメッセージを伝える

次に、言葉だけでなく、ボディーランゲージや声の使い方もスピーチにおいて重要です。スピーカーの表情、ジェスチャー、姿勢、そして声の抑揚は、言葉の補完として効果的に使われるべきです。

これらの非言語コミュニケーションの要素は、聴衆に対して追加の情報や感情を提供し、スピーチの理解を深めます。

良いパブリックスピーキングは、単なる単語の羅列ではなく、全身を使ってメッセージを伝えます。言葉と身体言語、声の調子が一体となったスピーチは、聴衆に強い印象を残し、メッセージの効果を最大化します。

良いパブリックスピーキングは、聴衆に共感を生み出す芸術

最後に、聴衆との共感を生み出すことがパブリックスピーキングの芸術の肝であり、成功の鍵となります。

言葉や表現が聴衆の共感を引き出せなければ、情報は単なる情報のままで終わります。聴衆が話者の感情や経験に共感する瞬間が、スピーチが深いインパクトを残す瞬間です。

共感は、相手の立場や感情を理解し、共有することで生まれるものであり、これがなければスピーチはただの一方通行の情報伝達で終わるのです。

良いパブリックスピーキングは情熱、伝えるスキル、そして共感の三つの要素が絶妙に組み合わさった芸術であると言えます。

これらの要素が調和したときスピーチは単なる情報の伝達を超え、共感と感動を生み出す、まさに芸術に昇華できるといえるでしょう。

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