話し方教室東京 教養講座|ファシリテーション(会議・ミーティング司会)のコツとは「仕切らない」こと

ファシリテーター(会議司会者)は、参加者が発言しやすい環境を作る

会議で司会を任されると、「仕切らなければならない」と気負う人がいます。しかし会議司会(ファシリテーター)は、必ずしも仕切らなければならないわけではありません。

むしろ、参加者たちが自由に発言できる雰囲気を作ることの方がよほど大切です。ファシリテーターは、客観的な視点を持って会議の状況を注視し、参加者が発言しやすい環境を作っていくのが仕事です。

ファシリテーションの主役は「参加者」

「ファシリテーター」は、「会議の司会者」ですから、慣れない人達は、どうしても、率先して会議を仕切らなければならない、と気負いがちになります。

そもそも、ファシリテーターとは、確かに、会議を進行させる人のことではありますが、仕切るというよりも、「参加者が発言しやすいように会議の展開をサポートする役割」を持つ人のことです。

ファシリテーションの主役は、ファシリテーターではなく、あくまでも参加者であることを忘れてはいけません。いかに参加者が発言しやすい雰囲気作りを行うか、ということがファシリテーターの役割となります。

司会はリラックスした雰囲気で、会議運営を

参加者が発言しやすい雰囲気を作るためには、リラックスした雰囲気を作ることは大切です。いきなり本題から入る前に、本題と関連した雑談から入るのはなかなか優れた方法です。そうすることで、参加者たちの緊張もほぐれて、発言する人が増えるようになります。

もっとも、発言してくれるのはよいのですが、いったん話し始めると長々と話してしまう人も見られます。こんな場合は、ファシリテーターはタイミングを見はからい、失礼にならないように、やんわりと発言を中止してもらいます。

これは「仕切る」というよりも、より多くの人たちが発言しやい環境をつくるための、「発言者とのコミュニケーション」と考えていただいた方がうまくいきます。

話し方教室の要点「会議司会(ファシリテーション)の基本ポイント」

1.会議司会者は、会議を仕切るというよりも、「参加者が発言しやすいように、会議の展開をサポート」のが役割。

2.発言してくれるのはよいのだが、話し始めると長々と話す人がいる。こんな人へは失礼にならないように、やんわりと発言を中止してもらう。

ファシリテーターとしての話し方やコミュニケーションスキルを身につけたいと考えている方は、本学の話し方教室で実践的な指導を受けられるのがよいでしょう。

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