話し方教室「外国人にも響くプレゼンのコツとは? 」

プレゼンの要諦とは?

企業のグローバル化を受けて、外国人との商談機会も増えている。そこで、「外国人に受けるプレゼンのコツ」を考えてみよう。

結論から言うと、私は常々、洋の東西、相手を問わず、プレゼンの要諦とは、「わかりやすさと、熱意」だと思っている。

そして、これを実現するには、「理性(頭)に訴える + 感情(心)に訴える」ことがカギになると考えてきた。

理性に訴えるプレゼンテーション

理性に訴えるコツは、①論理構成をしっかり立てて、論点を3つに絞ること。②資料の文字数を減らし、それに替えて写真・グラフ・表を用いること。③プレゼンを実施する時間にも気を配ること。

1.多くの話し手は、論点が多すぎる。いや、そもそも論点を意識していない話し手が多い。あなたが大事な論点が10個あると思っていても、聞き手にとって大切な論点は、3個でしかない。3でまとめる訓練をしないといけない。

2.資料を文字情報で読ませると、理解に時間がかかる。パッと見ただけでわかる資料を用意したい。聞き手にとって、その方が親切だし、話し手にとっても、その方が話しやすいに決まっている。

3.どの時間帯でプレゼンを実施するかは、結構重要だ。昼ごはんの後では、眠気がでてきて、聞き手が注意散漫になってしまう。ボーっとした頭では、理解が半減するのは想像に難くない。午前がベストだろう。

感情に訴えるプレゼンテーション

感情に訴えるコツは、①聞き手の目を見て話すこと。②服装、態度(姿勢・動作・表情)に気を配ること。③声(音声)の用い方を工夫すること。つまり、感情に訴えるコツとは、「非言語コミュニケーション」が肝だ。

1.アイコンタクトをしっかりキープしたい。そのためには、原稿に頼らず、聞き手の目を見て話さなければならない。目を見て話さずして、熱意が伝わるはずもない。

2.日本人は一般的に、物静かで、必要以上に礼儀正しく、感情に訴えるのが苦手である。熱意、情熱やフレンドリーな雰囲気を表現するが下手だ。

でも、能力的にできないわけではない。日本人でも訓練すれば当然できる。その証拠が、先の東京五輪プレゼンだ。

センスのよい統一されたスーツ。日本人とは思えないプレゼンター全員の笑顔。身振り手振り、特に「お・も・て・な・し」の動作が印象的だ。

外国の人達にも、東京は「心からフレンドリーに、おもてなしします!」という熱意が伝わった。ひとえに訓練の成果だ。

3.声は、通りのよい声で、抑揚をつけて、間を取って。こんなことは、にわか仕立てでは絶対無理。やはり日頃の訓練が必要といえる。

外国人にも響くプレゼンのコツ

結局、外国人にも響くプレゼンのコツとは、やはり、「わかりやすさと、熱意 」。つまり、「 理性に訴える + 感情に訴える」ことでしかない。何も特別なことなどないのだ。

ただ日本人プレゼンターにとって、熱意を伝え、感情に訴える「非言語コミュニケーション」がネックとなることは、少なからずありうる。だからそこは、より、意識的に、訓練しなければならない。

でも、訓練すれば、必ずできるようになる!これはすでに、五輪プレゼンで立証済みだ。

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