話し方教室「つまらないプレゼンからの脱出!TEDに学ぼう」

プレゼンテーションは、物語(ストーリー)で語る

TED Conferenceをご存じかと思います。

TEDとは、様々な分野のゲストを呼んでプレゼンテーションを行うイベントです。そのゲストはとてもユニークな人ばかりで、話し始めたその時から、聴衆の心を掴んではなしません。

ちまたでは、プレゼンテーションが上手くなりたい、という人はたくさんいると思います。また、あがり症でうまく主張ができないという人もいることでしょう。

実は、ある話し方に気がつくだけで、”つまらない”プレゼンテーションと縁を切ることができるようになります。その一つが、「プレゼンテーションは、物語を語れ」という法則です。

思うに、「パワーポイント」が誕生するずっと前から、人々は絵巻物や紙芝居などを使って歴史や人生の教訓を次の世代へとバトンタッチしてきました。これはご承知の通りです。

さて、物語の構成はおおよそ、こうなります。
1.常識やステレオタイプの見方を提示。
2.その常識やステレオタイプが打ち壊される出来事を紹介。
3.その解決策と、将来のビジョンを提示。

ステレオタイプとは、固定観念のことです。物語を設定するときにはこのステレオタイプを活用するのがコツです。TEDでは、上記のようにプレゼンテーション全体がひとつの物語になって進んでいくのです。

聴衆向けに、話を作りかえる

先ほどプレゼンを物語りで構築するとお話しました。そして大事なことは、どんな複雑なテーマであったとしても、聴衆向けの話に作りかえる必要があるということです。

専門的な分野の問題を、専門家向けに難しく語るのは簡単なことです。でも、聴衆のごく一部の人しか理解できないで終わるでしょう。仮に理解できたとしても、心にのこるプレゼンテーションにはなりません。

ですから、その専門的な分野の話を、一般化して、一般の聴衆がわかる話に置き換えるのです。例えば、次のような感じです。

「この製品は待機電力を40%節減可能で、CO2も3割削減できます」と説明するより、「この製品を使えば、年間で4,000円の節約になりますし、また環境にもずっと優しいです」という方が一般の方にはわかりやすいでしょう。

ビジョンを語るプレゼンを

さて、どんなに優れたプレゼンだとしても、聴衆にとってのメリットがイメージできないと心に残る話にはなりません。あなたのプレゼンテーションの最後に、将来の明確なビジョンを語りましょう。

それだけでも、聴衆からの印象は全く違うものになるはずです。そして、もし、その将来のビジョンが聞き手をワクワクさせるものだったら、最高のプレゼンテーションになることは間違いありませんね。

©話し方教室の名門日本コミュニケーション学院東京 入門・プレ講座 スタッフ委員会/プレゼンテーション/学院長監修