「話が浅いと言われる人の特徴とは?話し方教室が教える“説得力がない原因”と改善法」(じっくり教養 話し方教室東京)

「話が浅いなあ」「もう少し深く考えて」――会議やプレゼン、上司からのフィードバックでこのように言われた経験はありませんか。内容に間違いはないのに評価されない。その原因は“知識不足”ではなく、“説得力の設計不足”にあります。
本学・話し方教室にも、ビジネスパーソンや管理職から同様の相談が少なからず寄せられます。今回は、話が浅いと言われる人の特徴と、説得力がない原因、そして具体的な改善法を解説します。
1.話の構成を意識できていない
結論や要点が見えない
結論が最後まで見えない話は、たとえ中身が正しくても浅く感じられます。なぜなら、聞き手は「何を主張したいのか」を常に探しながら聞かなければならないからです。
そこで説得力のある話し方にするには、「結論を先に述べる」ことが重要になります。例えば、話の構成として、結論→理由→具体例や、要点→詳細→まとめといった流れにすれば、聞き手も論点をつかみやすくなるものです。
情報の優先順位がついていない
話が浅く見える人は、重要な情報と補足情報の区別が曖昧です。結果として話が散漫になり、「結局何が大事なのか分からない」という印象を与えます。
会議やプレゼンテーションでは、「最も伝えたい一点」を明確にすることが不可欠です。情報を削る勇気が、深さを生みます。整理されていない情報は、深さではなく冗長さとして受け取られるのです。
2.話が抽象的で具体性がない
具体例・数字がない
「頑張ります」「改善します」「意識します」――こうした抽象的な表現は、熱意は伝わっても説得力にはなりません。
信頼される話し方には、具体例・数値・事実が必要です。例えば、「売上を伸ばします」ではなく、「3か月で前年比10%改善を目指します」と言うだけで、話の印象は劇的に変わります。具体性は説得力の土台です。
経験や体験談がない
プレゼンやスピーチで評価される人は、自分の経験や現場のエピソードを交えて話します。体験談は「実感」と「信頼」を同時に与えます。
理論だけを並べた話は、どこか他人事に聞こえます。自分の言葉で語る具体的なエピソードが加わることで、話は一気に深みを持ちます。
3.聞き手視点が欠けている
聞き手のニーズを考えていない
コミュニケーションの本質は「相手中心」です。しかし話が浅いと言われる人は、自分の伝えたいことに意識が集中し、聞き手の関心や疑問を想定していません。
「相手は何を知りたいのか」「どこに不安を感じるのか」という視点が加わるだけで、話は一段と立体的になります。これはリーダーシップやマネジメントにおいても重要なスキルです。
背景・前提・因果関係が足りない
深い話とは、「なぜそうなるのか」という因果関係まで踏み込んだ話です。背景や前提が示されないと、単なる主観的な意見に聞こえてしまいます。
例えば、「この戦略が必要です」と言うだけでなく、「市場環境の変化」「競合状況」「顧客ニーズ」という前提を示さなければ、論理的な発言にはならないのです。
話し方教室 専門家の視点/酒井学院長の一言
話が浅いと言われる原因は、知識や能力の問題ではありません。構造・具体性・相手視点という基本が整っていないことにあります。
ですから、整理され、具体的で、聞き手を意識した話をすることで、説得力ある話になるのです。これこそが、信頼されるコミュニケーションの本質です。
今日から「構造」「具体性」「相手視点」の3つを意識してみてください。あなたの話し方が変わることで、評価も、信頼関係も、確実に変わっていきます。
日本コミュニケーション学院 創設者・学院総長 酒井美智雄
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