話し方教室東京 教養講座-怒りの感情コントロールをしてコミュニケーションを!

怒りの感情をコントロールする

ビジネスパーソンは、自分の感情をコントロールして仕事をしなければなりません。その感情の中でも「怒り」のコントロールはなかなか難しいものです。

人は誰でもイライラすることがあります。それをため込むと爆発してしまいます。そして一度怒ると、更に怒りは増してしまうものです。今回は、このやっかいな「怒り」との付き合い方について述べてみましょう。

怒りがこみ上げてきたらどうするか

仕事でも日常生活でも、毎日がいつも楽しく穏やかならいいのですが、そんな日々ばかりではありません。皆さんもご承知の通りです。つまり、イライラしたり、怒ったりすくことは必ずあるわけです。

では、そんな時にどうするか。怒りを表に出してしまうよりも前にやることには、2ステップがあります。第一ステップは、深い呼吸をすることです。怒っていると心拍数は上昇します。深い呼吸が心拍数を下降させるためによいことはよく知られていますので、深呼吸をすることが大事です。

そして第二ステップは、外に出て身体を軽く動かしたり、または、スマホやパソコンで10分程度すきなゲームをするのです。そうすることで気分がまぎれ、仕事やコミュニケーションにおいて、何をすべきなのかについて間違った判断をしなくなります。

怒っているときには、他人とコミュニケーションを取らない

さて、上記の2ステップを実施するときに大事なことがあります。それは、「一人で」やる、ということです。怒っているときは、他人と会話やコミュニケーションをしないほうがよいのです。他人と話せば怒りがこみ上げてくるだけですから。

さらに、もう一つ、おまけです。紙の上で、文字で気持ちを表現することも怒りのコントロールに役立つといわれます。怒りの矛先となる人に(実際は投函しない)手紙を書くのです。ただ、これは上記2つの方法よりも少し時間がかかります。

もっともこの方法なら自分の主張と根拠もまとめることができます。これは心の整理になりますし、また実際にその相手と話をすることになったときには、的確に自分の主張を伝える事前練習にもつながります。

いずれにしろ、怒りのコントロールでは、まずは気を静め、そして次に気を紛らわすことが大事です。皆さんも仕事や日常生活のなかで取組んでみられるとよいでしょう。

■ 記事関連・話し方講座/管理職専門・話し方教室

■ 話し方教養講座提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)/話し方教室教養講座・スタッフ委員会