話し方教室東京 教養講座-日常のコミュニケーションにおける不要な謝罪をなくそう!

過度な謝罪は自己評価を低下させ、聞き手に自信がないと思わせる

フォーブスでは、過剰な謝罪によって、自己評価の低下、自尊心・自信の喪失につながると指摘している。

「すみません」「ごめんなさい」とは、一般的には謝罪の意を伝える時に使用する言葉である。しかしながら、「すみません、すぐには戻れません。」など、私たちは、コミュニケーションにおいて、無意識かつ反射的に「すみません」と口に出していることが少なくない。

例えば、自分の考えや意見を述べる場合、「~だとしたら申し訳ありませんが」「~して悪いのですが」と前置きして発言する人がいる。これは、謝罪の意を伝える言葉を用いることで、無意識のうちに安心を求めているという。

一方、過剰な謝罪は自己評価の低下、自尊心・自信喪失につながり、発言を台無しにする。また、聞き手に対して、話し手が自己の考えを表現すること、自己のニーズを主張することに自信がない状態であると知らしめる。

過剰な謝罪が相手に与える印象は「謙虚さ」よりも「無能さ」

謝罪行動は自己評価の低い人によく見られる特徴であり、争いに対する恐怖、相手の考えが分からない恐怖を示している。このような人は謝罪の境界線が低く、全ての非が自己にあるとすぐに罪悪感を抱いてしまう。

あわせて、謝罪行動は幼少期に始まり、相手からの拒否・非難が怖く、相手に従順することで対処している場合もある。過剰な自己罪悪感から過度な謝罪行動となり、結果的に自己評価は下がり、自尊心や自信を損なわせる。

ビバリー・エンゲル(Beverly Engel)著「The Power of an Apology」にて、著者は「過剰な謝罪は過度な賞賛と大差ない」と記述している。過度に謝罪することで親切で思慮深い人、丁寧で腰が低い人に見られると思われがちであるが、実際のところ、自信がなく無能な印象を与えるという。

謝罪表現は、謝罪する状況下において正しく使用するべきである。謝罪の必要がない場面にて、口癖のように用いない。

コミュニケーションにおける不要な謝罪はしないこと

では、謝罪表現を用いらず、どのように発言すれば良いのだろうか。例えば「お待ちいただきありがとうございます。」「今お時間よろしいでしょうか。/お時間を頂いてもよろしいでしょうか。」「この会議には参加できませんが」「これらは私の思い付きに過ぎませんが」など謝罪ではない、別の表現に置き換える。

つまり、コミュニケーションにおいて、不要な謝罪はしない。改めて自分の発する言葉を意識し、過剰に謝罪表現を使用している場合、別の表現に置き換えることによって、これまで以上に自信をもって、より直接的に自己の考えを伝えることができるだろう。

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