「信頼を失う話し方の特徴とは?話し方教室が教える“避けるべき言葉と態度”」(じっくり教養 話し方教室東京)

ビジネスの成果も、職場の人間関係も、コミュニケーションの質に大きく左右されます。特に、どれほど能力が高くても、話し方ひとつで「信頼できる人」「任せられる人」と評価されたり、逆に「この人は信用できない」「任せられない」と判断されたりします。
そこで今回は、 “信頼を失う話し方の共通点” と、 避けるべき言葉・態度 を解説します。知らず知らずのうちに信頼を損なっているかもしれないあなた、ぜひチェックしてください。
1.発言に”本気”が感じられない話し方
曖昧な言葉づかい
ビジネスでは、断言を避けて曖昧な表現を多用すると、相手に不安を与えます。「とりあえず、この案でやりましょう」「一応、確認しておきます」「多分、大丈夫です」これらの表現は、覚悟のなさ・準備不足・責任回避 の印象を与え、信頼を大きく損ないます。
特に会議、報告、プレゼンの場面では致命的で、「この人に任せて大丈夫か?」と疑念を招きます。「まずは小規模で検証し、進行状況を確認します」「私が責任を持って確認し、◯日までに詳細を報告します」これがあるべき姿です。
根拠を示さない発言
「感覚的な発言」「思いつきの話し方」も信頼を低下させる要因です。「なんとなく良い気がします」「そういう雰囲気ですよね」このような判断の根拠がない発言を、聞き手は信用できません。そこで、発言には 数字・事実・実績などの根拠を添えることです。そうすれば、説得力が生まれます。
2.”自信のなさ”が出てしまう話し方
声に力がなく語尾も弱い
どれだけ内容が良くても、声が小さい、語尾が尻すぼみ、視線が泳いでいると、相手に不安を与えます。声は、人の印象を決める大きな要素です。信頼される話し方は、声量・間・語尾の強さを意識する必要があります。
改善ポイントは、語尾までしっかり言い切ること。重要な部分で間を取る。聞き手の目を見て話すことです。
責任回避をする
「担当に確認しておきます」「その件は検討します」これらの言葉は、状況によっては 逃げと受け取られてしまいます。信頼されるためには、「◯日までに結論をお伝えします」「私の責任で確認し、対応します」こうありたいものです。
3.”整理されていない”話・”配慮に欠ける”話し方
話がよく見えない
「結論が分からない」「長いのに伝わらない」話し方は、聞き手のストレスを与えます。よくある例としては、余談が多く話が脱線する、順番がバラバラ、理由から話すなどです。信頼される話し方は、結論ファースト。これは鉄則です。
敬意・配慮に欠ける言葉遣い
丁寧語・謙譲語・尊敬語の誤り、相手を軽視するような言葉、砕けすぎた言葉は、信頼を大きく削ります。「まあ、適当にやってください」「そっちで考えてください」これはいけません。言葉遣いは、相手への敬意そのものです。慎重に、適切に用いるのが大人です。
話し方教室の視点/酒井学院総長の一言
信頼は、一瞬で築けるものではありません。しかし、話し方を変えることで、「この人は任せられる」「一緒に仕事したい」と思われる存在になることは可能です。
そのためには、言葉に責任を持つこと。明確に伝えること。誠実な態度で話すことです。この3つを意識するだけで、あなたの印象は大きく変わります。もちろん、いっぺんに3つに取り組まなくてもかまいません。一つ、一つ、確実に習得していってください。
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