「好印象を与える話し方の基本|話し方教室が教える”ちょっとしたコミュニケーション”のコツ」


「感じの良い人だな」「また話したいな」と思われる人には共通点があります。それは、特別な話術を持っているわけではなく、相手が心地よく感じるコミュニケーションのコツを自然に実践していることです。

本学・話し方教室にも、「人見知りを改善したい」「職場で好印象を与えたい」「もっと円滑な人間関係を築きたい」という相談が少なからず寄せられます。しかし、好印象を与える話し方は決して難しいものではありません。日常のちょっとした工夫を意識するだけで、相手から受ける印象は大きく変わるのです。

今回は、「好印象を与えるためのコミュニケーションのコツ」をご紹介します。

1.第一印象を良くする小さな習慣

笑顔と明るいあいさつ

好印象を与える話し方の第一歩は、笑顔とあいさつです。どれほど優れた内容を話していても、無表情で暗い印象を与えてしまうと、相手は心を開きにくくなります。

「おはようございます」「ありがとうございます」「お疲れさまです」こうした何気ない言葉も、笑顔とともに伝えるだけで相手の受け取り方は大きく変わります。まずは笑顔であいさつの習慣をつくってください。

相手の名前を呼ぶ

意外と効果的なのが、会話の中で相手の名前を呼ぶことです。「田中さん、ありがとうございます」「佐藤さんはどう思いますか?」このように名前を添えるだけで、相手は「自分を大切に扱ってくれている」と感じるものです。

信頼関係を築くうえで非常にシンプルかつ効果的なコミュニケーションのコツですね。

2.相手が気持ちよく話せる聞き方のコツ

相づちで話しやすさを演出

好印象を与える人は、話すこと以上に聞くことが上手です。会話中に、「なるほど」「そうなんですね」「それは面白いですね」といった相づちを入れることで、相手は安心して話を続けられます。

逆に反応が少ないと、「興味がないのかな」と誤解されることもあります。コミュニケーションの基本は、相手に「話しやすい」と感じてもらうことです。

共感の言葉を添える

人は自分の気持ちを理解してもらえると安心します。たとえば、「大変でしたね」「それはうれしいですね」「お気持ち分かります」といった共感の言葉を添えるだけで、会話の雰囲気は大きく変わります。

傾聴と共感は良好な人間関係を築くためのとても重要なスキルなのです。

3.相手が心地よく感じる言葉選びのコツ

ポジティブな表現を用いる

好印象を与える人は、普段から前向きな言葉を選んでいます。たとえば、「無理です」ではなく「工夫すればできそうです」。「問題があります」ではなく「改善できる点があります」と表現するだけでも、相手が受ける印象は変わります。

ポジティブな言葉は、職場のコミュニケーションや人間関係の改善にも効果的です。

感謝をキチンと言葉にする

「ありがとうございます」この一言ほど、人間関係を良くする言葉はありません。仕事を手伝ってもらった時だけでなく、「時間を取っていただきありがとうございます」「教えていただきありがとうございます」など、日常的に感謝を伝える習慣を持つことで、自然と好印象を与えられるようになります。

感謝の言葉は、信頼関係を築く最も身近なコミュニケーションのコツと言ってよいでしょう。

話し方教室・専門家の視点/酒井学院長の一言

好印象を与える人は、特別に話が上手な人ではありません。相手を大切に思う気持ちを、言葉や態度で表現できる人なのです。

上述したように、笑顔であいさつをすること、相手の名前を呼ぶこと、相づちや共感を意識すること、前向きな言葉や感謝の言葉を用いること。こうした小さなコミュニケーションの積み重ねが、相手に安心感や信頼感を与えるのです。

今日から実践できる小さな工夫を積み重ねながら、信頼される話し方とコミュニケーション力を育てていってほしいと思っています。

日本コミュニケーション学院 創設者・学院総長 酒井美智雄

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