「ビジネスパーソンのための聞き手を引き込む話し方|話し方教室が解説する『伝わる・惹きつける』コミュニケーションスキル」(じっくり教養 話し方教室東京)

「最後まで聞いてもらえない」「プレゼンで相手の反応が薄い」「会議で話しても印象に残らない」と感じた経験はありませんか。
ビジネスでは、話す内容だけではなく、「聞き手を引き込む話し方」が成果を左右します。営業、プレゼンテーション、会議、商談、朝礼、研修など、あらゆる場面で必要となるスキルです。
実は、聞き手を引き込む人は、相手の心理を理解し、聞きやすい構成や伝え方を実践しています。今回は、「聞き手を引き込む話し方」の基本をビジネスパーソン向けに解説します。
1.最初の30秒で聞き手を”つかむ”
聞き手は、話が始まって最初の数十秒で「聞く価値があるか」を判断しています。ですから、最初の入り方を工夫するだけで、その後の集中力は大きく変わります。
“つかみ”で聞き手を引きつける
ビジネスでは「何について話すのか」が曖昧なままだと、聞き手は興味を持続できません。そこで例えば、「今日は新商品のご説明をします」ではなく、「今日は、新商品の導入によって売上を15%向上させる方法をご紹介します」のように、「つかみ」を意識することで、聞き手の集中力は変わります。
自分事として聞いてもらう
人は、自分に関係がある話には自然と集中します。そこで、「皆さんは、会議で最後まで話を聞いてもらえなかった経験はありませんか?」という問いかけから始めると、自分事として話を聞いてもらいやすくなります。
また、「私は営業として売上をつくることに苦労していました。しかし、話し方を少し変えただけで売上が30%向上したのです」のような具体的なエピソードも効果的です。最初の30秒で「続きを聞きたい」と思わせることが、聞き手を引き込む第一歩です。
2.聞き手が理解しやすい”話し方”をする
内容が優れていても、伝わらなければ意味がありません。そのためには、「わかりやすさ」が肝心です。
一文を短くする
話が分かりずらくなる原因は、一度に多くの情報を伝えようとすることです。例えば、「この企画は予算面やスケジュールなどいろいろな課題がありまして……」と続けるより、「課題は三つあります」と言ったほうが理解しやすくなります。
一つの文は短くし、数字や箇条書きも活用する。これだけでも聞きやすさは大きく向上します。
声を意識的に操る
同じ内容でも、話し方によって印象はまったく変わります。聞き手を引き込む人は、声の大きさ、話すスピード、抑揚、間(ポーズ)を上手に使っています。
特に「間」は重要です。重要なポイントを伝える前に一拍置くだけで、聞き手の注意が自然に集まります。また、早口にならず、ゆっくり話すことで信頼感も高まります。
3.聞き手を参加させる、記憶に残す
一方的に話し続けるだけでは、聞き手は受け身になります。聞き手を引き込んで「参加している感覚」をつくることが大切です。
問いかけで聞き手を参加させる
プレゼンや会議では、資料ばかり見るのではなく、聞き手の表情を確認することです。理解できていない様子であれば、「ここまで大丈夫でしょうか?」「ご質問はありますか?」と確認します。
相手のうなずきや表情を見ながら話すことで、コミュニケーションは一方通行ではなくなります。この姿勢は信頼関係を築く大きなポイントです。
具体例・ストーリーで印象に残す
人は数字だけよりも、ストーリーの方を記憶しやすいと言われています。例えば、「コミュニケーションは重要です」だけでは印象に残りません。しかし、「ある管理職は部下との雑談を毎日3分続けました。なぜそうしたと思いますか?それは・・」というストーリーを語ることで、印象に残るようになります。
ストーリーには、共感、感情、イメージが含まれるため記憶に残りやすいのです。
話し方教室・専門家の視点/酒井学院長の一言
聞き手を引き込む話し方とは、「上手に話す技術」よりも、「相手が聞きやすいように工夫する姿勢」があくまでも重要になります。
その具体的ポイントは上記でご説明していますので、まずはお読みください。そして、「読んだ」だけで終わりにしないで、日々の会話や仕事で実践してください。そして、うまくいかなくても諦めないでください。身につけるためには、その根気強さが欠かせません。
そして、相手から「もっと聞きたい」と言ってもらえる日がきたら、それが習得できた日になります。
日本コミュニケーション学院 創設者・学院総長 酒井美智雄
■ 記事関連・話し方講座/あがり症専門 話し方教室・目的別・話し方講座一覧
■ 話し方教養講座提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)

