話し方教室 教養講座-リーダーはオープンコミュニケーションを実践せよ!


オープンコミュニケーションは、組織内の透明性を高め、信頼を構築する上で重要な役割を果たします。

オープンコミュニケーションの重要性

オープンコミュニケーションとは、情報の透明性、意見の自由な交換、そして相互理解を基盤としたコミュニケーションスタイルです。

リーダーが意識的に障壁を取り除き、アイデアや意見の共有を奨励することで、チームはより柔軟で革新的な解決策を生み出すことが可能になります。

また、隠された情報が少ないことで、不確実性や誤解が減少し、チーム内の信頼は深まります。

オープンコミュニケーションを実践する

リーダーがチーム内でオープンコミュニケーションを促進するためには、まずは、リーダーが話を聞くことから始めます。積極的なリスニングを通じて、チームメンバーが自分の意見や感じている不安を自由に表現できる環境を作り出します。

そして、組織の決定には、そのプロセスや理由を明確に共有することも欠かせません。情報の透明性が確保されることで、メンバーは組織全体のビジョンや目標に対して共感しやすくなるからです。

また、チームメンバーに対する定期的なフィードバックも忘れてはなりません。フィードバックは双方向コミュニケーションを促進します。ここで大事な点は、リーダーもまた、自らフィードバックを求めることです。リーダーはオープンコミュニケーションの模範を示す必要があるのですから。

オープンコミュニケーションにおける紛争解決

オープンコミュニケーションを実践する中で、異なる意見や対立が表面化することがあります。このような状況を管理するためには、リーダーが紛争解決のスキルを備えている必要があります。

紛争が生じた際にリーダーは、公正かつ効果的に介入することが求められます。そして、全ての意見を尊重し、建設的な解決策を見出さなければなりません。

そのためには、状況に応じてコミュニケーションスタイルを柔軟に調整することも重要になってきます。

話し方教室の視点/今日の一言
「オープンコミュニケーションで、リーダー自身も成長せよ」

リーダーには、チームメンバー間の効果的な対話を促進し、目標達成へ向けて全員が一丸となるように仕向けて行くことが求められます。

その効果的コミュニケーションの一つが、オープンコミュニケーションです。オープンコミュニケーションを通じて、リーダーはチームの協調性と生産性を高めることができるのです。

ただ、オープンであるがゆえに、異なる意見や対立が表面化しやすいところもあります。オープンコミュニケーションでは、リーダーが紛争解決のスキルを持っていることも欠かせません。

リーダーは、紛争解決を、重荷ととらえるのではなく、自身の成長の機会と考えることが大事です。簡単なことです。学習し続ければ良いだけのことですから。

学院総長 酒井美智雄

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