あがり症克服の話し方教室-内気を克服して人前で堂々と話す!


内気や社交不安は多くの人に共通する課題といえます。しかし、これは克服できますし、自信を持って人前で堂々と話すことは可能になります。

自己受容と自己理解を深める

内気な性格は、しばしば自己批判や他者との比較から生じます。

まずは、自分自身の内面と向き合い、自己受容を深めることが第一歩です。自分の内気さや緊張感を否定せず、受け入れることから始めのがポイントです。これには瞑想が効果的と言われています。

次に、どのような状況で緊張したり、不安になるのかを具体的に理解する必要があります。この自己理解が、適切な対処法を見つける助けとなります。

具体的にはジャーナリングが効果的です。これは、毎日少しの時間を割いて自分の感情や考えを紙に書き出すことで、自分自身の理解を深める方法です。

そして、ポジティブな自己アファメーションを繰り返し唱えることで、自信を内面から育てることができますので、おすすめです。

※アファメーション:例えば「私はすでに、理想(なりたい自分)の状態になっている」という肯定文を用いて、繰り返し自分自身に宣言します。これは、自分の潜在意識に働きかける方法で、自己肯定感と自尊心の強化に効果があります。

スモールステップで実践を積んでいく

人前で話すことに慣れるには、徐々にその環境に自分をさらすことが効果的です。具体的には、スピーチの訓練が効果的です。

まずは、一人二人の前で話し始め、徐々に聴衆の人数を増やしていくことがおすすめです。例えば、家族や親しい友人を前にして話す練習を重ね、その後は、徐々に大きめの集団でのスピーチに挑戦すると無理がありません。

こうして徐々にステップアップすることで、大勢の前で話すことに対する恐怖心を少しずつ克服することができます。

ちなみに、スピーチの準備はしっかりと行い、何度も練習を重ねてください。そうすることで、内容を自分のものとして落ち着いて話すことができるようになります。

フィードバックを受け取り改善する

実際に人前で話した後は、フィードバックを積極的に求めることも重要です。

客観的な評価を受け入れることで、自分の強みと改善点が明確になります。フィードバックを恐れず、むしろ自己成長の機会として捉えることが肝心です。

小さな成功体験を大切にし、自信を持って次のステップに進むことが肝心です。時には失敗することもあるかもしれません。しかし、それさえ、次の成功につなげるためのフィードバックと考えることが大事です。

話し方教室の視点/今日の一言
「内気,あがり症克服は、スモールステップで、小さな成功体験を重ねよ」

上述したように、自己受容から始まり、小さな実践を重ね、フィードバックを活用することで、内気な性格を克服し、人前で堂々と話すことも可能になっていきます。

それぞれのステップを、じっくりと踏みしめながら、挑戦を続けてください。

あわせて、他人の成功体験も積極的に学びの材料としてください。人前で堂々と話す人のスピーチを観察し、彼らの技術や表現方法を参考にすることには意味があります。

こうした観察を通じて、良いもの、自分にもやれそうなことは取り入れていくことで、効果的なコミュニケーション技術を自分のものとすることができるようになるのです。ガンバッテ!

学院総長 酒井美智雄

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