「話し方教室・超入門|失敗しないプレゼンの基本」(じっくり教養 話し方教室東京)


プレゼンテーションは、単に情報を説明する技術ではありません。聞き手に理解され、納得され、行動してもらうためのコミュニケーション技術です。

しかし、プレゼン初心者は「内容は準備したのに伝わらない」「緊張して頭が真っ白になる」「聞き手の反応が薄い」という失敗を経験します。

そんな初心者のために、今回は、失敗しないプレゼンの基本を解説します。

1.プレゼン成功の第一歩は「準備」にある

初心者のプレゼンの失敗は、準備不足にあります。

目的・聞き手・ゴールを明確にする

プレゼンで最初に決めるべきことは、「何を話すか」ではなく「相手に何を持ち帰ってほしいか」です。

失敗しないプレゼンでは、次の3つを明確にします。①プレゼンの目的(理解・説得・提案・共有)②聞き手(経営層・管理職・顧客・チーム)③ゴール(承認・契約・実行・共感)です。

例えば営業提案なら、説明することではなく「次回打ち合わせ設定」がゴールになるかもしれません。

シンプルで明確な構成にする

初心者のプレゼンが失敗する原因の一つは、話があちこちに飛ぶことです。そこで、構成が重要になります。構成の基本は次の順番です。導入(何を話すか)→本論(なぜそれが重要か)→具体例(どう活用するか)→結論(何をしてほしいか)

特に冒頭30秒は重要です。「本日は〇〇について、3つのポイントでお話しします」この一言だけでも、聞き手の集中力は大きく変わるものです。

2.伝わるプレゼンの基本は「話し方」と「見せ方」

内容が良くても、伝え方が悪いと伝わりません。

スピード・視線・間が大事

初心者は緊張すると早口になります。しかし、伝わるプレゼンでは「(聞き手の)理解速度」を優先しなければなりません。そこで、意識するポイントは次の通りです。

第一に、一文を短くする。第二に、重要部分の前で一拍置く。第三に、視線を全体に配る です。例えば、「本日の結論です。(1秒止まる)この施策で売上改善が期待できます。」この“間”が説得力になります。

話し手がメイン、スライドは補助

初心者はスライドに文章を詰め込みます。しかし、プレゼンではスライドを読ませるのではなく、話を補助することが重要です。スライドの基本ルールは以下の通りです。①1スライド1メッセージにする ②文字量を減らす ③図解・比較・余白を使う ④強調ポイントを明確にする です。

聞き手は資料ではなく、話し手を見ているのです。

3.失敗しないプレゼンにするための「実践練習」

失敗しないプレゼンにするには、最後は練習量です。

本番さながらのリハーサルを行う

練習不足は緊張を増幅します。実際に何度も話して見ることが重要です。プロに見てもらってフィードバックを受けるのが一番ですが、その機会を得られないのなら、単独で練習するしかありません。

その際は、自分の話をスマホに録画して見返すことをお勧めします。録画を見ると、自分では気づかなかった癖も見えます。改善点を一つずつ修正していくことで、本番の安定感が増します。

改善点を意識して練習を繰り返す

プレゼンが上達する人は反省の仕方が違います。「緊張したから失敗した」とは言いません。そうではなく、「練習不足だったから失敗した」「量は確保したけど、改善を怠ったから失敗した」と明確です。改善点を具体化することが、次回の成果につながるのです。

プレゼン力は経験年数よりも、改善回数で伸びることを忘れないでください。

話し方教室・専門家の視点/酒井学院長の一言

プレゼンは上手に話す競技ではありません。相手に伝わり、動いてもらうためのコミュニケーションです。ここが一番重要な視点です。

そして、失敗しないプレゼンの基本は、才能や話術よりも、上記で述べたポイントをしっかり意識した準備をするかどうかに、かかっています。初心者こそ「基本」を大事にしなければならないのです。

次のプレゼンでは、きっと、うまくいった!と言ってくれることを期待しています。

日本コミュニケーション学院 創設者・学院総長 酒井美智雄

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