話し方教室東京 教養講座-人前で話す時は、アサーティブな態度で!

聞き手を尊重しながらも、自己表現は率直に行う

「CNBCメイクイット」では、パブリックスピーキングにおいて強圧的かつ攻撃的な態度ではなく、アサーティブな態度が重要になると強調している。

例えば、話し手が、受動的な態度で話の主導権を握れず、意見が通らない。攻撃的であたりが強く、意見を押し通す。消極的かつ否定的な態度をとり、曖昧な言葉で話を濁す。これらの場合、聞き手は、話し手に対して自信がなく、弱々しい印象を受ける。

アサーティブとは「自己主張」であるが、自分の意見を一方的に述べたり、自分の意見を強引に押し通したりすることではない。聞き手を尊重しながら率直に自己表現を行うことを指す。アサーティブな態度を示すことにより、自信をもって堂々とした印象を与えられる。

パブリックスピーキングでは、言葉遣い、言葉選びに注意する

パブリックスピーキングでは、言葉遣い、言葉選びには注意する。否定的な言葉を避け、客観的に物事を説明するように心掛ける。特に、問題と感情を分けて考えることが重要である。感情を切り離し、解決策に焦点をあてながら客観的かつ論理的に問題について考える。

例えば、謝罪の言葉を頻繁に使った場合、必要以上に話し手自身を卑下してしまい、話し手の発する言葉は軽視されがちである。

また、曖昧な表現は話し手の意図を弱めるため避け、具体的な表現を選ぶ。明確に表現することにより、話し手のメッセージ性は強まる。

あわせて、主語の人称には意識する。第二人称の主語(あなたは~)は、場合によっては高圧的、攻撃的に聞こえることもあり得る。そこで、主語を第一人称(私は~)に変えるなど、話し手ベースで感情や行動を伝えると良い。

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