「あがり症克服の話し方教室|人前でスピーチをする恐怖・あがり症を克服する!」(じっくり教養 話し方教室東京)


人前に立つと心臓が速くなる、声が震える、頭が真っ白になる――。こうした経験を持つ人は少なくありません。特にスピーチやプレゼンテーション、会議での発言、セミナー登壇などでは、多くの人が「あがり症」や「ステージ恐怖」を感じます。

しかし、「緊張しない人」が成果を出すのではなく、「緊張とうまく付き合える人」が成果を出していることも分かっています。あがり症は、準備と習慣、考え方によって十分改善できるものなのです。

今回は、ステージ上での恐怖や不安を和らげ、自信を持って話せるようになるための方法を紹介します。

1.リラックス法を見つけ、スピーチの練習を重ねる

自分なりの緊張をほぐす習慣を

多くの人は「緊張してはいけない」と考えます。しかし、その考え方自体がさらに緊張を生みます。本学・話し方教室では、「緊張をゼロにする」ことよりも、「緊張を扱える状態にする」ことが重要と考えています。そのためには、自分に合うリラックス法を持つことも大事です。

例えば、深呼吸を数回行う、好きな音楽を聴く、軽く歩く、肩や首を動かす、短時間の瞑想を行うなどがあります。重要なのは、一般論ではなく、自分にとって効果がある方法を見つけることです。

また、本番直前だけ対策しても十分ではありません。普段から呼吸や身体を整える習慣を持つことで、身体が落ち着きやすくなります。

段階的な練習で恐怖を克服する

スピーチへの恐怖を軽減する最も確実な方法の一つが、練習の質と量を高めることです。いきなり大人数の前で練習する必要はありません。

まずは一人で声に出してみる。次にスマートフォンで録画する。その後、家族や友人の前で話す。さらに少人数の前で実践する。このように段階的に慣れていく方法が効果的です。

録画練習も有効です。実際に見返してみると、自分が思っているほどひどくないこともあれば、新たな課題に気づくケースもあります。

いずれにしろ、準備量が増えるほど、「失敗するかもしれない」という漠然とした不安は、「ここまで準備した」という根拠ある自信に変わっていくのです。

2.スピーチの恐怖・不安を受け入れ、小さな成功体験を増やす

緊張を認め肯定的にとらえる

あがり症を悪化させる最大の原因は、「緊張したら終わりだ」という思い込みです。実際には、多少の緊張は集中力やエネルギーを高めます。優れたスピーカーや経営者、プレゼンターでも、本番前には緊張しています。

緊張を敵として扱うか、味方として扱うかが重要です。たとえば、「緊張している。だから真剣なんだ」「少し心拍が速い。身体が準備している」このように意味づけを変えることで、ポジティブになれます。

恐怖を否定するのではなく、「今、自分は緊張している」と認識し、それを肯定的にとらえ直すことは、冷静さを取り戻す第一歩です。

小さな成功体験を増やす

自信は考え方だけでは生まれません。行動によって育ちます。たとえば会議で一度発言する、朝礼で短く話す、質問に答えるなど、小さな成功体験を積み重ねていくことが重要です。

大切な点は、最初から完璧なスピーチを目指さないことです。むしろ、「最後まで話し切れた」「アイコンタクトできた」「大きな声が出せた」といったささやかな成功体験でよいのです。その成功体験を重ねることで自信は育っていきます。

3.生活習慣と本番前の環境を整えメンタルを安定させる

生活習慣を整える

スピーチにおいて、睡眠不足、栄養不足、運動不足などは、不安や緊張を強める要因になります。日常的に適度な運動を取り入れ、睡眠時間を確保し、バランスの良い食事を意識することをお勧めします。そうすることで、心身が安定し、本番にも強くなります。

また、人との交流機会を持つことで、会話経験が増え、社交や発話への抵抗感も減っていきます。

本番前の環境を整える

スピーチ直前の行動は想像以上に重要です。カフェインの摂りすぎや空腹状態は、心拍数を上げたり集中力を下げたりする場合があります。本番前は水分補給を行い、会場を事前に確認し、マイクや立ち位置に慣れておくこともおすすめです。

さらに、登壇前に「相手に評価される場」ではなく、「相手に価値を届ける場」と認識を変えることで、緊張が軽くなることがあります。

話し方教室・専門家の視点/酒井学院長の一言

あがり症克服に大切なことは、何と言っても、チャレンジすることです。つまり、スピーチの場面から逃げないこと。そのための、準備と練習に手を抜かないこと。これがカギになります。

そして、そのチャレンジの際には、あがり症、それ自体を完全にゼロにすることを目標にすることは得策ではありません。それよりも、初心者は、まずは、あがっても、キチンと伝えられる自分を育てていくことを目標にするべきです。

そうしているうちに、多くの人が「人前で話せない状態」から「堂々と伝えられる状態」へと変化していきます。

その成長ぶりを私は本学・話し方教室で沢山見てきました。ですから、再度言います。恐怖をなくすこと自体を目標にするのではなく、恐怖があっても伝えられる自分を育てるのです。その積み重ねが、優れた話し手への最短距離であると私は確信しているのです。

日本コミュニケーション学院 創設者・学院総長 酒井美智雄

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