話し方教室東京 コラム「良い話し手は、情熱と誠実さを持ち、聴衆の心に響く言葉を見つける。」

【今日の金言/2024-03-21】

「良い話し手は、情熱と誠実さを持ち、聴衆の心に響く言葉を見つける。」
ブレンダン・バーチャード

この格言は、効果的なコミュニケーションとパブリックスピーキングにおける重要な要素を指摘しています。

情熱の力

情熱は、話し手が持つべき最も基本的な資質の一つです。情熱的な話し手は、自らの言葉に生命を吹き込み、そのエネルギーを聴衆に伝えることができます。

情熱は、話し手が主題に深い関心と熱意を持っていることを示し、それが聴衆の興味を引き、関心を深めます。情熱はまた、話し手が難しい状況や疑問に直面した際でも、自信と力強さを持って対応する力となります。

情熱は伝染するため、情熱的に話すことは、聴衆にも同様の情熱を引き出す力があるのです。

誠実さの力

誠実さは、話し手が真実と正直さを基盤として話すことを意味します。誠実な話し手は、自らの言葉と信念に対して責任を持ち、偽りや飾りを排除します。

この真摯なアプローチは、聴衆との信頼関係を築き、メッセージの受け入れやすさを高めます。誠実さは、話し手が自身の弱点や失敗を認め、それらから学んだ教訓を共有することで表現されることもあります。

このような弱さの共有は、話し手と聴衆との間に深い共感と理解を生み出し、より強い絆を築くものです。

聴衆の心に響く言葉を見つける能力

話し手が情熱と誠実さを持っていても、聴衆の心に響く言葉を見つける能力がなければ、そのメッセージは十分に伝わりません。

聴衆の心に響く言葉を見つけるためには、聴衆の興味、ニーズ、期待を理解し、それに応じた内容を提供することが重要になります。

話し手は、物語、比喩、実例を用いて複雑な概念を簡潔に説明したり、聴衆の経験や感情に訴えかける言葉を選ぶことで、メッセージの魅力を高めることができるのです。

また、話し手が聴衆との間で直接的な対話をすることも、理解を深め、強い印象を残す効果的な手段といえます。

バーチャードの言葉は、良い話し手が持つべき不可欠な資質を表しています。これらの要素が組み合わされば、話し手は自らのメッセージを、より良く、聞き手に伝えることができることを教えてくれています。

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