会議・ミーティングの話し方教室「会議の革新(3)会議運営のあり方・決め事」

今回は会議運営のあり方、会議運営上の決め事について述べましょう。

決め事は、細々と決めればきりがありませんし、かえって会議運営がやりづらくなります。ですから、決め事は、三つもあれば充分でしょう。

1.会議の時間を決める

私はこれまで百社以上の会議に参画してきましたが、概して時間が長すぎます。

前回、会議の目的を再定義しました。目的は決定。そして議論は会議の前に済んでいるわけですから、あと会議でやることと言えば、決定と実行確認になります。

これだけなら時間は短くて構わないでしょう。したがって時間は(内容によって)、1時間または1時間30分。これで充分なはずです。

2.会議の資料を決める

これはA4・1枚と決めてしまいましょう。

報告書や企画書の資料作りに追われ、会議の準備の負担が大き過ぎるケースをよく見かけます。 資料をたくさん作るから、本番で説明にたくさん時間がかかり、会議時間も長くなるのです。

3.会議の議事録を決める

即日作成、即日配布(またはメール)を決めてしまいます。

記載内容は、重要事項と決定事項、原則一枚ずつ。会議には、毎回議事録持参でのぞむことも義務付けます。

さて、「会議の革新」というテーマで、3回にわたって述べてきました。

思うに、何事も、他社と同じことをやっていたのでは、生産性はあがりません。会議も自社独自のものを創造開発していくことが肝要。これで結びます。

■ 記事関連・話し方講座/ワンランク上の話し方教室

■ 話し方教養講座提供/©話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院(東京)