話し方教室「会社の雰囲気『人間関係』重視の新入社員」

新入社員が会社を選んだ理由

会社選びの理由を今春の新入社員に問うた(日本マンパワー調査)。そのアンケート結果の上位二つ。

1.自分が成長できる55%       (昨年対比0.4ポイント上昇)
2.社内の雰囲気や人間関係52.3%(昨年対比6.14ポイント上昇)

ちなみに、「給与や待遇」、「会社・組織の知名度」は順位を下げ、ポイントも下降している。

今春の新入社員は、「会社の雰囲気や人間関係を重視」して会社を選んだ割合がかなり高い。

新入社員が会社の雰囲気や人間関係を重視する要因

その要因は2つある、と私は見ている。

1.まずは、彼らが受けてきた教育。

ご存じ、ゆとり教育だ。教科のボリュームは減り、競争は悪という教育を受けてきた彼ら。駆けっこでも、手をつないで、みんな一緒にゴールするのがよい、と教えられてきている。

だから、競争よりも、調和や居心地の良さを求める傾向が強いのではないか。

2.もうひとつは、2011年の震災だ。

この震災で、多くの日本人が、家族や人間関係について、真剣に考えるようになった。従来に増して家族や人間関係を重視するようになったように思える。

彼らに「日本の将来」を預けられるか?

いずれにしろ、私が心配しているのは、「職場の雰囲気・人間関係を重視」する、調和・居心地重視世代の彼らが、世界大競争に打ち勝つ、変革や革新を生み出すことができるだろうかという点だ。

競争は悪、という教育を受けてきた彼ら。国内だけなら、それでよかったかもしれない。でも、一歩日本を出れば、そこには、生き残りをかけた熾烈な大競争世界が、ずっと前からあるのが現実。

その大競争に打ち勝たないことには、日本の将来はないのだが、競争嫌いの甘えた世代の彼らに、果たして、それができるのだろうか。

それでも彼らに、日本の将来を預けるよりほかにない。正直言って、心許ないのだ。

だから、ガンバレ、新入社員!頑張ってくれ、新入社員の皆さん!!と言うほかはない。

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