話し方教室「日本人の外国語下手は、克服できるか?」

渋谷のアップル・ストアの様子

渋谷のアップルストアに、初めて行ってみた。iPADの活用について教えてもらうためである。2階に上がると、私と同じ目的をもつお客さんとスタッフで賑わっていた。

広めのテーブルがいくつもあり、そのテープルにはノートパソコンが置いてある。そしてそのテーブルの周りに、何組かのお客さんとスタッフが横に並んで、立って、話している。

スタッフの中には、白人もいれば、黒人もいる。中東系と思しき人もいた。もちろん日本人も。お客さんのほうも、同様に、色んな人種の人が来ていた。ここは、海外のホテルか!と思えるほどだ。

流暢に日本語を話す白人女性

私に対応してくれたスタッフは、最初は日本人の女性だったが、途中で白人の女性に変わった。流暢な日本語をしゃべる。

「あなたの日本語はうまいね。日本に何年いるの?」と私。
「4年です。まだまだ、全然だめです!」と彼女。

でも、その日本語が、とても自然で流暢だった。

日本人が外国語ベタな理由

私は、アップルを出たあと、日本人の外国語下手の理由を考えてみた。

1.まず、地理的事情

日本は島国で、隣の国と陸続きではない。だから、古くから外国、外国語と触れる機会がめったになかった。そのため、外国語を学ぶ必要性がなかった。

2.次にビジネスの市場規模

日本には1億を超える人がいるので、外国語を習得して、海外に出なくとも、国内市場だけを相手にしたビジネスで、何とか生活ができてきた。

3.日本人のメンタリティー

平和で、豊かで、清潔な日本。誠実で、親切な人が多い日本。だからリスクを冒してまで、外国に出ていく理由をなかなか見つけられない。そんなところからの日本人の内向き志向。

日本人の「内向き志向」を打破できるかどうかがカギ

ところが、状況は急激に変わってきているのは、ご存じの通り。ITやインターネットの進化にともない、国境がなくなってきている。つまり1.の地理的事情が変わってきた。

2.の市場規模も急変している。少子高齢化で、人口は減少に転じた。国内市場だけを相手にしたビジネスでは、早晩限界を迎えることになっていく。

外国語下手を放置できない環境は、徐々に整ってきている。

そうすると、問題は3.だ。日本人は内向きなのだ。それもずっと昔から。だから、このメンタリティー(精神構造)を打破できるかどうかが、日本人が外国語下手を克服できるかどうかのカギになる、と私は見ているのだ。

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