話し方教室「話材/商売繁盛の秘訣」

寿司は、お好きですか?

私は鮨が好物で、よくカミサンと寿司屋に行く。

安倍首相とオバマ大統領が行った「すきやばし次郎」には行かないが、銀座、世田谷、吉祥寺などにいつくかの店舗を構えるお店によくいく。

私のいきつけのお店は繁盛店である。いつもお客さんで一杯だ。食事の時間となると、店外に何十人かの入店待ちのお客さんができるほどだ。だから私は、混みあう時間を避けて行くことにしている。

寿司屋さん繁盛の秘訣

思うに、寿司屋の繁盛店には幾つかの共通項がある。まず、店内がいつも賑わっている。ネタがいい。腕もいい。板さんが元気。価格がリーズナブル。

リーズナブルとは適正価格ということだが、決して安い!というわけではない。この値段なら充分に得をした、と感じさせてくれる価格のことだ。

なぜ、このお店は繁盛するのか。つまり、なぜお客さんが多いのか考えてみた。

要因1:ネタがいい

季節のネタを出してくれる。そして、どのネタも産地にこだわっているので、うまい。

要因2:腕がいい

刺身、焼物、煮物も全部うまい。もっとも味覚には、個人差が大きいので、自分の口に合わないことには仕方がないのだが。

私がその店の「腕」を判断する基準は、「卵焼」きだ。卵焼きが口に合うお店は、たいがいのものが口に合う。だから、初めての寿司屋では、まず真っ先に卵焼きを注文して腕を確認するのが私の流儀だ。

要因3:板さんの元気がいい

元気がいいといっても、1~2人の板さんでは、限界がある。5名程度は板さんがいて、どの板さんもしっかり声を出しているということが肝心だ。というと個人経営のお店では、なかなか難しい。

ちなみに声出しとは、例えば、「いらっしゃませ!」、「ありがとうございました!」、「生ビール、ピン!」、「あがり、リャン!」など、気持ちよいほどに、元気に行われていることだ。

要因4:価格がリーズナブル

いいネタを出して、その価格をある程度抑えられるということは、一定の量をまとめて仕入れることが条件になる。ということは、その量がはけるだけの規模の店であることが前提だ。

商売繁盛の秘訣はシンプル

今回は、お寿司屋さんの繁盛店の要因を考えてみたが、実はこれは、どの業種にもあてはまる商売繁盛の秘訣だといえる。

ネタ(製品、商品、サービス)がよくて、腕(技術、ノウハウ)がすばらしくて、板さん(社員、スタッフ)の元気がよくて、価格がお値打ち価格なら、流行らないわけがない!ではないか。

そう思うと、商売繁盛の秘訣は、きわめてシンプルなのがよくわかる。
やはり、商売繁盛に王道はないといえそうだ。

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