話し方教室「子供との会話、悩む母親58%」

母親が、子供と会話する時に悩んでいること

5月18日の日経新聞に、「子供との会話、悩む母58%」 というコラムがあった。調査会社ソフトブレーン・フィールド社が、30~40代を中心とした母親797人に調査した結果だ。

ちなみに「子供と会話する時に悩んでいること」の内訳・ベスト3は、

1.時間が取れない 40.7%
2.返事がそっけない 31.8%
3.学校、友人のことを話してくれない 18.0%
となっている。

母親が、子供と話す時に気をつけていること

また、「子供と話すときに気をつけていること」の内訳・ベスト3は、

1.話を最後まで聞く 51.3%
2.相づちを打つ 44.8%
3.一緒に考える 43.7%
である。おまけに、④目を見る、⑤話を否定しない、と続いている。
(ソフトブレーン・フィールド調べ。複数回答。)

お母さんのコミュニケーション・スキルに問題あり

「悩んでいること」の中の「時間が取れない」 は、確かにそうなんだろうと思う。でも、時間は誰にとっても足りないもの。要は、それを言いわけにしても仕方が無いということだ。

コミュニケーションの成果にとって、1回当たりの「時間の長さ」が重要なのではなく、「頻度」の方がより重要なのである。これは色んな調査で証明されている。

だから、一日の中で、5分、10分、15分、その程度の短時間の組合せでよいから、キチンと子供と向き合うことが肝要なのだ。

上記調査から、私には、お母さん方のコミュニケーション・スキルに、どうやら問題 がありそうに見えてくる。

子供と向き合うには、傾聴、承認、質問の3つのスキルが要るのだが、それができていないことを、調査は物語っている。

その証拠に、「気をつけいていること」の中の、「話しを最後まで聞く、相づちを打つ、目を見る、話を否定しない」は、いずれも大事なスキルに違いないが、これらは傾聴のスキルといってよい。

あと2つのスキル、つまり、子供を承認する、子供に質問するということが、どうもまったく意識して行われていないようなのだ。

親が、子供と接する時のコミュニケーション・スキル

子供を認める、ほめる、承認をする。これを忘れてはいけない。また、適宜、質問することも同様に忘れてはならない。

承認されれば、誰しも嬉しいものだ。また質問されれば、「キチンと聞いてくれている」という感じが相手に伝わる。(もっとも、根掘り葉掘り質問する、というのはいけない。)

質問には、子供が考えをまとめたり、深めたりする作用がある。また、子供に自省を促す作用もある。

もちろん、傾聴も、承認も、質問も、すぐに達人の域に達することはできない。うまくなるには訓練が必要だ。でも、スキルである以上、意識して訓練すれば、必ずうまくなっていく。

どうか、全国のお母さん方、元気に、明るく、頑張ってくださいね!

©話し方教室の名門日本コミュニケーション学院東京/ファミリー・コミュニケーション