話し方教室「腹式呼吸のすすめ!コミュニケーションと健康のために」

腹式呼吸のメカニズム

ボイストレーニング・スクールに行くと、まずレッスンするのが腹式呼吸です。今回は、その腹式呼吸を習得するコツをご紹介しましょう。小学生の理科の授業で習ったことを復習します。

呼吸に関係する器官は肺です。肺には筋肉がありませんので、肺の下の横隔膜や周りの胸筋で膨らませたり、へこませたりして呼吸をしています。

横隔膜だけを使ってする呼吸を腹式呼吸と言います。寝ているときに多くの方は、腹式呼吸です。胸を膨らましてする呼吸を胸式呼吸と言います。走った後にハアハアしているときは、胸式呼吸です。

腹式呼吸のやり方

軽く背筋を伸ばした姿勢で立ちましょう。お腹に手を当てて、動きを感じられるようにします。お腹をへこませて、息を吐ききり、お腹を膨らませて、ゆっくり吸い込みます。

上半身の力を抜いて、肩の力が入らないように、吐いた分だけ息を吸うようにします。大げさに、お腹を膨らませたり、へこませたりしてコツをつかみましょう。

息を吸うときに、お腹の前だけでなく、脇や後ろも膨らますように意識しましょう。無理なく、たくさん息が吸えるようになります。

息を同じ量ずつ足の先まで入れるつもりで3~4秒でゆっくり吸い、吐くときも同じ量を3~4秒でゆっくり吐きます。意識しなくてもできるまで練習しましょう。

腹式呼吸を用いて発声する効果とは?

腹式呼吸を手に入れると、喉に力を入れない楽な発声の話し方ができますので、コミュニケーションの上でも色々な効果があります。

・声が大きくなり、良く通る声になります。
・長く話しても、喉が疲れません。
・明るく張りのある声で話せますので、良い印象を与えます。

・音量のコントロールがしやすくなり、表現力が増します。
・歌も上手になります。

おまけに、
・あがり症の人や緊張しやすい人は、気持ちがいくらか落ち着きます。
・心身の健康にも役立ちます。

アナウンサーの方々は、必ず腹式呼吸を「訓練」しています。しかし、TVを見ているとわかりますが、多くの方が肩を上下させて呼吸をしています。つまり、腹式呼吸を「マスターできていない」のです。

腹式呼吸を完全習得するには根気と、正しい方法論が必要です。でも完全習得することで、人生が変わるとは申せませんが、上記にご紹介した効果を手に入れることはできます。チャレンジしてみてくださいね!

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