「コミュニケーション改善 最初の一歩|話し方教室が教える”聞く・伝える”基本」(じっくり教養 話し方教室東京)

「人とうまく話せない」「会話が続かない」「説明しているのに伝わらない」――。こうした悩みから、コミュニケーション能力を高めたいと考える人は少なくありません。
しかし、コミュニケーション改善というと、「もっと上手に話さなければ」と考えてしまいがちです。実は、コミュニケーションの基本は一方的に上手に話すことではありません。大切なのは、相手の話を聞き、自分の考えを整理して伝え、相手の反応を受けながら対話することにあります。
コミュニケーション改善の最初の一歩は、難しいテクニックを覚えることではなく、日常の「聞き方・伝え方」を少し変えることです。今回は、初心者でも、今日から始められるコミュニケーション改善の基本をご紹介します。
1.コミュニケーション改善「聞き方」に取り組む
相手の話を傾聴する
コミュニケーション能力を高めたいなら、まず意識したいのが”傾聴”です。会話が苦手な人は、「次に何を話そう」「気の利いたことを言わなければ」と、自分が話すことに意識を向けがちです。しかし、それでは相手の話を十分に受け取れません。
まずは相手の話を途中で遮らず、最後まで聞くことから始めることです。そして、「なるほど」「そうだったんですね」「それは大変でしたね」といった相づちや共感の言葉を入れることで、「あなたの話を聞いています」という姿勢が伝わります。
コミュニケーションは話す力だけで成立するものではありません。良い聞き手になることが、話す力以上に重要なのです。
問いかけて会話を広げる
「会話が続かない」という悩みを改善するには、問いかけも重要です。例えば、相手が「週末に京都へ行きました」と話したとき、「そうですか」なら、会話も終了します。
そこで、「何を見てきたんですか」「どこが一番印象に残りましたか」と聞くことで、自然に会話が広がります。ポイントは、尋問にならないよう、相手の話に関心を持って聞くことです。
「いつ・どこで・誰と・何を・なぜ・どのように」をヒントに問いかければ、会話や雑談を展開しやすくなります。
2.コミュニケーション改善「伝え方」に取り組む
結論から簡潔に話す
職場のコミュニケーションでは、「何を言いたいのかわからない」「話が長い」と思われないことも重要です。そこで意識したいのが、結論を先に伝える話し方です。
例えば上司に報告するとき、「昨日A社に電話したのですが、担当者が不在で、その後メールを送りまして……」と経緯から話すより、「A社との打ち合わせは金曜日に決まりました」と結論から話したほうが、圧倒的にわかりやすくなります。
基本は、結論 → 理由 → 具体例または詳細の順番です。話を整理して短く伝える習慣を身につけると、説明力や説得力も高まり、ビジネスコミュニケーションの改善につながります。
相手目線で言葉を選ぶ
自分ではきちんと説明したつもりなのに、相手に理解してもらえないことがあります。その原因の一つが、自分目線で話していることです。コミュニケーションでは、「何を話したか」だけでなく、「相手にどう伝わったか」が重要です。
専門用語を多用していないか。説明を省略していないか。相手が知りたい情報から話しているか。こうした点を確認してみることも大事です。
相手が新人なら具体例を増やす。忙しい上司なら結論を短く伝える。専門知識のない人には難しい言葉を言い換える。このように相手の立場・知識・状況に合わせて伝え方を変える力が、本当のコミュニケーション能力です。
3.コミュニケーション改善「小さな実践と改善」を継続する
「一つずつ」実践する
話し方やコミュニケーションを改善しようとして、「笑顔」「声」「姿勢」「質問」「傾聴」「論理的な説明」などを一度に直そうとすると、全然話せなくなります。
最初は改善ポイントを一つに絞ることが重要です。例えば今日は、「相手の話を最後まで聞く」だけで構いません。それができるようになったら、「一つ問いかけてみる」「結論から話す」「相づちを増やす」というように、少しずつ課題を追加します。
コミュニケーションスキルは知識だけでは身につきません。スポーツと同じように、実際に話し、振り返り、修正するトレーニングが欠かせないのです。
相手の反応を観察して修正する
コミュニケーション改善では、相手の反応が最高のフィードバックになります。相手がうなずいているか、表情が曇っていないか、説明を聞き返されていないか。こうした反応を観察すると、自分の話し方や聞き方の改善点が見えてきます。
「今日は自分ばかり話してしまった」「結論を先に言ったら説明が短くなった」「会話が続いた」このような小さな振り返りを積み重ねてください。
実践→フィードバック→修正→再実践という流れが、コミュニケーション能力向上の重要なポイントになります。
話し方教室・専門家の視点/酒井学院長の一言
「コミュニケーションを改善したい。でも何から始めればいいかわからない」という人は、まず今日一日、相手の話を最後まで聞くことを意識してみてください。
話し方を変える前に、聞き方を変える。
その小さな行動が、人間関係を良くし、信頼されるコミュニケーションを身につけることに直結します。その後は、上述したポイントを少しずつ実践して、改善していってください。
そして、もし困った時は、その時は本学をご利用になっていただければよいでしょう。
日本コミュニケーション学院 創設者・学院総長 酒井美智雄
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