スピーチの話し方教室(東京)-リーダーはスピーチの時、効果的な言葉を選択すべし!

欧米の指導者たちのスピーチでの言葉の選択

欧米の指導者たちは、コロナウイルスについてスピーチ・演説を行うとき、「戦争」という言葉を使用する傾向がある。

その中で一度も使っていないのはドイツ。ザカンバセーションは、トップのコミュニケーションと被害の相関性について分析している。

ドイツの政治家は「戦争」という表現を避ける傾向

アメリカ大統領を始め、フランスのマクロン大統領、イギリスのジョンソン首相など、パンデミックに「戦争」という比喩を用いている。

「見えない敵との戦争」「戦時中の政府のように行動する」など、敵と戦う姿勢を強調している。

使用しないのは、ドイツだ。メルケル首相は「深刻な時代」「劇的な危機」「実際の試練」「巨大な挑戦」と表現している。比喩的な表現でも、戦闘態勢を思い起こさせる表現は一切ない。

首相だけに限らず、ドイツのほかの政治家たちにも見られ、歴史的な理由から戦争という表現を避ける傾向にあることが推測される。

劇的な言葉・インパクトの強い言葉が、いつも効果的とは限らない

一方、現実に目を向けると、コロナウイルスによる死者は8300人で、欧米諸国の中でははるかに低い死亡率だ。実際にメルケル政権の支持率は上がっている。

このコミュニケーションが効果を発揮しているのではと分析。「見えない敵」「戦争」は言葉としては劇的だが、実感できる内容ではなく恐怖だけがあおられる。

ドイツ首相の言葉はインパクトには欠けるが、現実的で結束しやすい。それが死亡率の低さに表れているのではないかと分析している。

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