話し方教室東京 教養講座-プレゼンテーションのスライドは、聞き手目線で作成せよ!

プレゼンテーションのスライドは脇役である

「ザ キャマウス」では、プレゼンテーションにおいて、スライド作成の目的を正しく理解し、スライドの見せ方を意識すると話し手のメッセージがより効果的に伝わると説明している。

パブリックスピーキングの主役は話である。スライドは、主役の話を補完する脇役であるという。

スライドは話し手の原稿や台本ではない、聞き手が求める情報をシンプルに

プレゼンテーション資料は、あくまでも補助ツールである。話し手が言葉にて伝える内容に対する聞き手の理解を深めるために提示するのであり、話し手にとっての備忘録ではない。つまり、スライドは、聞き手に対する視覚的補助であり、話し手の原稿や台本ではない。

そこで、スライドには、余計な情報を入れ込まない。話し手が話を進めるうえで必要な情報ではなく、聞き手が求める情報のみを明瞭簡潔にまとめてシンプルに表現する。

プレゼンのスライドは情報量、色使い、文字の大きさなどにも気を付ける

スライドの情報量は多すぎても少なすぎても、聞き手にとっては分かりにくい。特に、スライドの情報量が多い場合、聞き手はスライドを読むことに集中しがちである。話し手から注意が逸れやすく、むしろ話に対する理解を妨げてしまう。

スライドは、1つあるいは2つのキーワードやキーポイントに沿って、聞き手目線で明瞭簡潔にまとめる。複数のフォントカラーやスタイルを用いたり、画像やアニメーションを多用したりすると、読みにくくなる。文字の色、書体、アニメーションは理解の補助よりも装飾的意味合いが強い。

あわせて、スライドの見せ方にも注意を払う。例えば、文字の色、背景の色やデザインは、白と黒といった反対色の組み合わせを選び、聞き手の見やすさを重視する。

表やグラフを提示する場合は、まず、表題、縦軸・横軸など表やグラフに関するデータを伝えたうえで提示すると良い。あらゆる角度からも正しく見えて、聞き手が見やすい文字の大きさや色を意識する。

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