話し方教室東京 教養講座-冗長な要領を得ないプレゼンテーションはやめよ!

聞き手が聞きたいと思うプレゼンテーションとは

「フォーブス」では、聞き手が聞きたいと思うプレゼンテーションは、話し手が聞きたいと思うプレゼンテーションであると説明している。

例えば、キリスト教の聖書では「己の欲する所を人に施せ」と教えるように、多くの宗教、道徳や哲学で見出される黄金律として「自分が他人にしてもらいたいと思うような行為を他人に対してもしなさい」という倫理的名言がある。

これはプレゼンテーションにも当てはまる。話し手は、自分が他人にしてもらいたいと思う言動を聞き手に対して行う必要があるのだ。

ほとんどのプレゼンテーションは長すぎる

これまで、「もっとたくさん話してほしかった」「もう少し話を聞きたかった」と思うプレゼンテーションはあっただろうか。

ほとんどのプレゼンテーションは長すぎるのである。

聞き手の理解を促すためには多くの情報を提供し、時間が余らないように時間いっぱい話す必要があると考える話し手が少なくない。それゆえ、話し手は与えられた制限時間を全て満たし、自分の知る限りの情報を伝えようとしてしまう。

冗長な説明は、聞き手の時間を奪っている自覚を

聞き手のために、多くの情報を、時間いっぱい話さなければならない、という解釈は誤っている。プレゼンテーションにおいて、話し手は聞き手の時間を奪っていることを強く意識する必要がある。

そして、聞き手のニーズに基づき、多くの情報から聞き手にとって必要な情報を選び、端的な説明を心掛ける。関連した情報を提示しながら直接的な表現を用いて、聞き手が求める情報を的確に伝える。

冗長な説明は避ける。端的に伝えられず、要領を得ない説明では、話し手の時間はもちろん、聞き手の時間まで奪っていることを忘れてはならない。

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