話し方教室東京 教養講座-聞き手主体のプレゼンテーションで説得力を高めよ!

説得力のあるプレゼンテーションを行うには

「アドバイザリー ボード」では、話す価値がある内容でない限り、良いプレゼンテーションを行うことはできないと説いている。

プレゼンテーションでは、言いたい内容を概念化して組み立てることが重要になる。どこから始めて、どこで終わるかを決める必要がある。

そこで、聞き手の知識レベル、興味・関心の対象を正確に把握する。広範囲・多方面に及ぶ情報ではなく、聞き手のニーズに基づき、聞き手の求める情報を深く掘り下げて提供する。話し手の憶測や思い込みは避け、聞き手主体で情報を選ぶ。

プレゼンの情報量に注意する、練習を繰り返して伝え方を磨く

なお、情報量には注意する。あれこれ説明し過ぎない。何を伝えたいのか意識して話し、聞き手にプレゼンテーション内容を考え、結論を導き出させる。例えば、聞き手は、組織や制度に関する詳細な説明は好まない。

また、プレゼンテーションでは、話し方や伝え方によって聞き手の受け取り方は大きく変わる。それゆえ、話し手は時間を掛けて練習を行い、話の構成と展開を頭に入れ、自然な流れで話せるようになるまで練習を繰り返す。

話の要点を押さえ、話のポイントを箇条書きにしたカードを見ながら話すのも良い。ただし、原稿(台本やトークスクリプト)を読み上げることは避けなければならない。

あわせて、スライド資料はシンプルを心掛ける。話し手の原稿としてスライド資料を使用しないように注意する。

話し手の存在感を高めるアイコンタクトを意識してとること

プレゼンテーションにおいて、話し手の言葉、ストーリー、コンテンツは、とても重要である。

さらに、話し手の存在感を高めるうえで、話し手の身体動作は欠かせないものとなる。なかでも、最も重要な要素はアイコンタクトである。会場を複数のブロックに分け、聞き手を1年ぶりに会う友人とみなして各ブロックで5、6人と視線を合わせる。

しかしながら、大きな身体動作は逆効果である。話し手の身体動作が大きい場合、聞き手は注意散漫になる。聞き手は話し手の動きに注目し、話し手が発する言葉から注意を逸らしてしまうため注意が必要だ。

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