「聞き手を動かすプレゼンのクロージングとは?話し方教室が教える行動につながる締め方の基本」(じっくり教養 話し方教室東京)

プレゼンテーションの成否はどこで判断されるのでしょうか。
結論を申せば、「最後のクロージング」でプレゼンの成否は決まります。仮に、どれほど分かりやすく説明しても、聞き手が動かなければプレゼンは成功とは言えないのです。
そこで、聞き手を動かすプレゼンのクロージングとは何か。その本質と、行動につながる締め方を解説します。
1.クロージングとは「行動を求める」こと
多くの人はクロージングを、話の要点をまとめることと考えています。しかし、成果を生むプレゼンにおいてクロージングの役割は明確です。それは、聞き手に次の行動を求めることにあります。
「次の一歩」を明確に示す
プレゼンの最終目的は、理解してもらうことではありません。行動してもらうことです。ですから、「話を聞いたあと、聞き手が何をすればいいのか」を言語化する必要があります。
「つまり〜です」で終わるクロージングでは、人は動きません。「だから、○○を選んでください」「次は○○に進みましょう」と、行動を明確に示すことが重要になります。
いつまでに、何を、どうするか伝える
「前向きに検討してください」「ご理解ください」といった表現は便利ですが、行動にはつながりません。行動につながる締め方では、「いつまでに」「何を」「どのように」を具体的に伝えることです。
具体性が増すほど、聞き手の迷いは減り、プレゼンの説得力は飛躍的に高まります。
2.言葉で聞き手の未来を描き不安に答えを与える
人は論理だけでは動きません。最終的な決断を下すのは感情です。したがって、クロージングでは、論理と感情を結びつける話し方が求められます。
聞き手の明るい未来を言葉にする
聞き手を動かすプレゼンでは、「この話は自分に関係がある」と感じさせています。クロージングでは、提案を採用した後の未来を具体的に描写することが効果的です。
「この選択をしたら、現場はどう変わるのか」「数か月後にどんな成果が見込めるのか」を言葉にしてください。未来がイメージできると、人は行動に前向きになります。
聞き手の不安に先回りして答える
行動をためらわせる最大の要因は不安です。クロージングでは、聞き手が感じているであろう不安を無視せず、あえて言葉にします。
「負担が増えるのではないか」「失敗のリスクは小さくないだろう」といった疑問に先回りして答えることで、聞き手は安心し、決断しやすくなるのです。
3.クロージングの一言はプレゼンの成否を分ける
人は話の最後を最も強く記憶します。つまり、クロージングの締め方が、そのプレゼン全体の印象を左右します。
クロージングのメッセージは一つだけ
締めくくりで複数のメッセージを伝えると、印象はぼやけてしまいます。行動につながるプレゼンでは、「これだけ覚えてほしい」という一文を用意します。
クロージング用の“決め台詞”を事前に設計することは重要です。
曖昧な表現を排除し自信を伝える
自信のない語尾や曖昧な表現は、聞き手の迷いを増やします。クロージングでは、落ち着いたトーンで、言い切る話し方が重要です。話し手の自信が、そのまま聞き手の安心感につながり、行動を後押しするからです。
話し方教室の視点/学院創業者・酒井学院総長の一言
プレゼンがうまくいかない原因は、内容ではなくクロージングにあることが少なくありません。つまり、クロージングが単なる”話のまとめ”になっているのです。
クロージングとは、聞き手の行動を生み出すものでなければ価値がありません。そのためには、「何をしてほしいのか」を具体的に示し、感情に働きかけ、強い一言で締めることが肝心です。
この締め方を意識してください。あたなのプレゼンの成果は大きく変わることでしょう。
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