あがり症克服の話し方教室東京-人前で話すことに対する恐怖は、他者の協力を得て克服する!

人前で話すことは誰にとっても怖いこと

「アバウト ソーシャル アングザイアティ」では、パブリックスピーキングに恐怖を感じている人は多く、グロソフォビアまたは発言恐怖症(人前で話すことに対する恐怖症)は大人において最も一般的な恐怖のひとつであると紹介している。

グロソフォビアは、人前で話すことに対する強い恐怖や不安と定義される。プレゼンテーション、ミーティング、会議などのパブリックスピーキングをはじめ、例えば、電話、レストランでの注文、就職面接、初対面の人との会話でさえも大きな苦痛を感じる。

年齢に関係なく、男性よりも女性に現れる傾向にある。思春期に症状のピークを迎えるケースが多く、特に内気で内向的な人は影響を受けやすい。

グロソフォビア(人前で話す恐怖症、つまり、あがり症)の症状とは?

誰もが人前で話す状況下において、ある程度の恐怖や不安、緊張を抱く。これは、自然な心理状態である。

アメリカ精神医学会が作成する精神障がいに関する国際的な診断基準「精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM)」に基づくと、まず、グロソフォビアでは、パブリックスピーキングを危険あるいは恥ずかしいものと認識し、否定的な結果を予測して強い恐怖や不安を感じる。

パブリックスピーキングに関連する状況において重大な苦痛または障がいを伴い、その恐怖の程度は実際の状況と釣り合わない。また、全般性不安障がい(GAD)やパニック障がいなど精神障がいに当てはまらず、症状が6年以上継続する場合はグロソフォビアであると考えられる。

過去の経験やトラウマ、自尊心の低さ、完璧主義、ミスや失敗への恐怖、他者評価への不安を起因として恐怖心が増幅し、人前で上手に話さなければならないというプレッシャーが大きいほど症状は深刻化する。

「あがり症克服」は、専門家の協力を得ることが近道

グロソフォビアを克服するには、パブリックスピーキングに伴う恐怖や不安、緊張などネガティブな感情を素直に受け入れることが重要になる。人前で話す状況下でナーバスな状態になるのは、ごく自然な反応であると理解する。

そして、パブリックスピーキングに際して入念な事前準備と練習を重ねる。準備と練習によって安心感は得られ、恐怖や不安は和らぐ。

また、小規模人数を相手に話す練習をする、スモールステップで成功体験を重ねる、成功した瞬間を写真に収めて視覚的に認識する、マインドフルネス瞑想を行う、専門家による治療を受ける、同じ悩みをもつ人たちとのオンライン交流会に参加するなど、他者の協力を得ることでグロソフォビアは克服できる。

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