あがり症克服の話し方教室-人前で話すスピーチやプレゼンテーションを緊張しないで楽しむには?


人前でスピーチやプレゼンテーションを行うことは、殆どの人にとって緊張や不安を伴うものです。今回は、その緊張や不安を軽減し、楽しむためにはどうすればいいのかを述べてみたいと思います。

事前準備と練習で「自信」を持つ

スピーチやプレゼンテーションを楽しむためには、まず自信を持つことが重要です。自信があれば、話す内容に、聴衆も引き込まれます。そして、自信を持つためには、何といっても事前準備と練習が欠かせません。

まず、事前に十分な準備をすることで自信が生まれます。話す内容やストーリー、さらに資料の準備をこれでもか、というほど行ってください。そして、実際に話す練習を何回も重ねます。そうすることで、不安を減らし自信をつけることができます。

また、自分の能力を信じることが大切です。過去の小さな成功体験でよいから振り返り、自己肯定感を高めることが、自信につながります。

聴衆とのつながりを意識する

スピーチやプレゼンテーションを楽しむためには、聴衆とのつながりを意識することが大切です。聴衆とのコミュニケーションを大切にし、彼らの関心やニーズに応えるのです。そうすることで孤独からの緊張感から逃れられます。

そのためには、目を見て話すことが大事です。聴衆と目を合わせることで、彼らとのつながりを感じることができます。自然な目線で、聴衆全体に視線を配るよう心がけます。聴衆は敵ではないのです。

また、聴衆の反応を確認することも大切です。 スピーチやプレゼンテーションの最中に、聴衆の反応を確認することで、彼らの理解度や興味を把握することができます。質問を挟んだり、小噺を入れたりすると、聴衆とのつながりが深まります。

自ら楽しむことを意識する

そして、自らが楽しむことを意識することが極めて重要です。楽しんでいる姿勢は、聴衆にも伝わります。緊張や不安を楽しいエネルギーに変えるために、以下の点が肝心です。

まず、スピーチやプレゼンのテーマやトピックを自分が興味を持ち、情熱を持って取り組めるものにすることです。そうすることで自然と楽しむことができます。

また、スピーチやプレゼンの出来に、完璧を求めないことです。力量不足のうちは、完璧にできるものではありません。そこで、当面は100点を目指さずに、80点や75点で良しとするのです。

それだけでも、肩の荷がおります。仮に、いくらか失敗したとしても、それを次に生かすことでその失敗は、成功の母となり、自己成長にもつながる、そんな考え方が大事です。

話し方教室の視点/今日の一言
「スピーチやプレゼンを楽しむには、事前準備と練習の「質」が鍵」

上記のポイントを意識することで、人前で話すスピーチやプレゼンテーションの時の緊張や不安を軽減し、楽しむことができるようになります。

自信を持ち、聴衆とのつながりを大切にし、楽しむ姿勢を持つことで、より魅力的で効果的なパフォーマンスも可能となります。

中でも、一番大事なことは、準備と練習で自信をつけることです。そして、その準備と練習の「質」があまりにも重要であることを申してあげておきたいと思います。

学院総長 酒井美智雄

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