「スピーチで信頼を勝ち取る!話し方教室直伝・好印象を残す話し方の基本」(じっくり教養 話し方教室東京)
〜第一声から信頼される話し方のコツ〜
スピーチの場面で信頼を得る人には、共通点があります。それは、「話し方」に配慮があること。
ただ話すだけではなく、「どう話すか」「どんな印象を与えるか」を意識することで、聞き手の心をつかみ、信頼を勝ち取ることができるのです。
ビジネスでも日常でも、初対面の印象や重要なプレゼンの成否を左右するのが“話し方”。今回は、聞き手に好印象を残し、信頼されるスピーチの基本技術をお伝えします。
1. 「表情」と「声のトーン」で安心感と信頼感を伝える
聞き手は、話の内容よりも先に“雰囲気”であなたを判断します。スピーチでは、第一声の前から印象が形成されているのです。
「自然な笑顔」と「まっすぐな視線」
表情が硬いと、聞き手は緊張を感じてしまいます。自然な笑顔や、しっかりとしたアイコンタクトには、相手に安心感を与える力があります。事前に顔の筋肉をほぐしておくだけで、印象は大きく変わります。
「適度な声量」と「明るく落ち着いた声のトーン」
話す声が小さくぼそぼそしていると、自信がないように聞こえてしまいます。適度な大きさで、明るく落ち着いた声のトーンを意識することです。語尾までしっかりと発音することで、信頼感が伝わります。
2. 話す「スピード」と「間(ま)」で聞き手を引き付ける
聞き手に「話が分かりやすい」と感じてもらえる話し方は、信頼構築の大前提です。その鍵を握るのが、スピードと間の取り方です。
スピードは「ややゆっくりめ」
緊張すると早口になりがちですが、信頼を与えたい場面では、ややゆっくり話すくらいがちょうど良いテンポです。適度なスピードは、聞き手に「余裕」や「安定感」を印象づけます。
「間(ま)」は戦略的にとる
間をうまく使うと、重要な言葉を際立たせることができます。たとえば「〜が、最大のポイントです(間)」と一拍置くことで、聞き手の注意を引きつけられます。沈黙を恐れず、「間」を戦略的に活用する必要があります。
3. 「構成」と「言葉選び」で納得感と品格を醸し出す
信頼されるスピーチには、内容の論理性と表現の丁寧さが必要です。どれだけ声や表情がよくても、話の構成が乱れていたり、言葉づかいが雑だと逆効果です。
「結論→理由→具体例」で説得力を高める
本学話し方教室では、伝えたいメッセージを「結論ファースト」で伝えることを推奨しています。まず主張を明確にし、次に理由やエピソードを添える構成は、聞き手にとって理解しやすく、信頼にもつながります。
専門用語・業界用語を多用しない
難解な言葉や専門用語、業界用語を多用すると、聞き手に距離感を与えてしまいます。できるだけ分かりやすい日本語を使い、丁寧な言い回しを心がけることで、印象が柔らかくなり、信頼も構築しやすくなります。
話し方教室の視点/酒井学院総長の一言
スピーチで信頼を得るために必要なのは、「自分をよく見せよう」とすることではなく、「聞き手のために話す」という姿勢です。
その姿勢が、表情・声・構成・言葉選びのすべてに現れるのです。上述したポイントを実践するだけで、あなたのスピーチは相手の心に残り、信頼を勝ち取る力になることは間違いありません。どうぞ、大いにチャレンジして、自分の物にしてください。
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