「あがり症克服の話し方教室:人前でのプレゼンテーションの苦手意識・あがり症を克服する!」(1分間 話し方教室東京)


「人前で話すのが怖い」「緊張で声が震える」「頭が真っ白になる」——。プレゼンテーションやスピーチに対する苦手意識や“あがり症”は、多くのビジネスパーソンが抱える悩みです。

実際、アメリカのある調査では、実に75%の人が「人前で話すこと」に強い苦手意識を持っているとされています。

とはいえ、プレゼンやスピーチは、会議、営業の場、昇進の面接、プロジェクト報告など、ビジネスにおいて避けては通れない重要なスキルです。特にキャリアアップを目指す上では、プレゼン能力は“必須条件”といっても過言ではありません。

そこで今回は、プレゼンテーションの苦手意識やあがり症を克服するポイントを解説します。

1. プレゼンの入念な準備と練習を積み重ねる

全体の構成・流れを頭に入れる

人前で話す際に最も緊張を招くのが、「話の内容を忘れたらどうしよう」という不安です。この不安を払拭するには、内容を“丸暗記”するのではなく、「構成」や「流れ」をしっかり頭に入れることが重要です。たとえば、PREP法(Point→Reason→Example→Point)やSDS法(Summary→Details→Summary)といった話の型を活用することも有効です。

いずれにしても、構成を頭に入れたら、自分の言葉で何度も繰り返し練習する、これが肝心です。

実際の場面を想定した練習を重ねる

練習は、座って実施するだけでなく、立った状態で声に出して練習したり、鏡の前で表情を確認したりしてください。スマホで録音・録画することも効果的です。

練習時に“本番に近い状況”を再現することで、実際の場面における緊張を軽減できます。実戦さながらの事前のトレーニングはとても大切です。

2. プレゼンの「表現力」を向上させる

表情・ジェスチャー・声の抑揚を意識する

プレゼンが単調で退屈になる理由の多くは、「棒読み」「無表情」「声のトーンが一定」など、“表現の乏しさ”にあります。これを克服するには、顔の表情、手の動き(ジェスチャー)、声の高低や強弱を意識して使うことが重要です。

たとえば、大切なメッセージの直前には一瞬間を空けたり、問いかけるように語りかけることで、聞き手の注意を引きつけることができます。

ストーリーテリングで感情に訴える

人はデータや理屈だけでは動きません。そこに“共感”や“感情”を呼び起こすストーリーが必要になります。それが加わることで、一気に印象が深まるのです。たとえば、過去の失敗談、成功体験、あるいは身近な例を交えながら話すことで、内容にリアリティと説得力が生まれます。

「あなたの話に引き込まれた」と言われるプレゼンは、例外なく“感情に訴える工夫”がされています。

3.自分の評価軸を持ち他人の評価を気にしない

全員に好かれる必要はない

プレゼンやスピーチの場面で緊張してしまう大きな理由の一つに、「どう思われるか気になる」という“他者評価への依存”があります。ですが、現実には、どんなに上手なスピーチであっても、全員に好かれることは不可能です。

話し手として大切なのは、「伝えたいこと」「届けたいメッセージ」に集中することです。“届けたい人に届けばいい”そのくらいの割り切りを持つことで、気持ちは楽になるのです。

他人の評価より自分の納得感が大事

話し終わったあとに「緊張したから失敗だ」と自己否定してしまう方も多いですが、それは非常にもったいない考え方です。本当の成功とは、「自分の伝えたいことが伝えられたかどうか」「一歩前に進めたかどうか」で判断すべきでしょう。

他人の拍手や評価ではなく、自分が納得できたかどうかを基準にすることで、プレゼンに対する恐怖心も軽減されていきます。

話し方教室の視点/酒井学院総長の一言

プレゼンテーションやスピーチが苦手でも、努力と工夫で誰でも上達できます。むしろ、もともと得意でなかった人ほど、改善の伸びしろが大きく、自信へと変わりやすいのです。

本学・話し方教室では、「苦手意識の克服」から始めて、「魅力的に伝える技術」へとステップアップすることが可能です。ぜひ、自分の話し方のスキルを向上させ、未来を切り開いでください。

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