会話・雑談力の話し方教室「会食や飲み会を楽しむコミュニケーション術」(じっくり教養 話し方教室東京)
ビジネスの現場では、会議やプレゼンだけでなく、会食や飲み会といった非公式の場面も重要なコミュニケーションの機会となります。
話し下手や「あがり症」の人にとっては難しい場面に感じられるかもしれませんが、ちょっとした「話し方のコツ」を押さえれば、楽しく交流しながら信頼関係を築けます。今回は、会食・飲み会のコミュニケーション術を簡単にご紹介します。
1. 「話し方」と「自己紹介」で良い第一印象を
会食や飲み会の冒頭で大切なのは、第一印象です。明るい表情と姿勢、そして聞き取りやすい声での自己紹介が、相手の心を開きます。
短く分かりやすい自己紹介
自己紹介では「名前・役割・一言」の3点に絞ると効果的です。長々と話すよりも、簡潔に伝えるほうが相手の記憶に残ります。「○○会社の△△です。□□をやっています。今日は皆さんとお話しできるのを楽しみにしてきました」程度で十分です。
表情と声の印象を意識する
声が小さかったり、表情が硬かったりすると、相手に「話しかけにくい人」という印象を与えかねません。笑顔を意識し、語尾までしっかり発音することで、好印象を与えられます。
2. 「共感」と「相づち」で「聞き上手」になる
会食や飲み会では、話す以上に「聞く」ことが肝心です。そのためには、「共感」と「相づち」を意識することです。そうすることで信頼関係も築かれます。
うなずき・相づちを交えて聞く
相手の話に対して「なるほど」「そうなんですね」と短く反応するだけで、会話が途切れにくくなります。これにより、相手は「自分の話を受け止めてもらえている」と感じ、安心して話を続けられます。
適宜自分のことも話してみる
もちろん、聞きっぱなしでは会話が深まりませんので、時折自分の思ったことも少し話す必要があります。そうすることで、オープンな人という印象が伝わります。
3. 「気配り」と「バランス感覚」で会話を楽しむ
会食や飲み会の場では、堅苦しい話ばかりでは場が重くなってしまいます。ビジネスの話に加え、雑談を上手に交えることが「楽しい人」という印象を残します。
話題選びは相手の反応を見ながら
話題は、無数にあるのですが、とっかかりとして、天気、季節のイベント、最近のニュース、趣味などは、誰もが話しやすいテーマになります。ゆめゆめ専門的な話題や自慢話ばかりにならないように注意してください。
会話のバランスを意識する
会話が盛り上がっても、自分だけが一方的に話してしまうのはNGです。相手の話を引き出しつつ、軽く自分の経験も交えることで、双方向のやりとりが成立し良い会話になるものです。
話し方教室の視点/酒井学院総長の一言
会食や飲み会は、単なる食事の場ではなく、ビジネスの信頼関係を強める貴重な機会になります。そこで、良い印象を持ってもらえると、ビジネスが進めやすくなるものです。
そして、よい印象を持ってもらうには、聞き上手になり、気配りしながら、雑談を楽しむことがカギになります。これが無理なくできるようになった時が、大人として一人前になった時、そう言ってもよいかもしれませんね。
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