話し方教室「スマホは人間関係に悪影響を及ぼす!」

子供の過半数が、親はスマホをチェックしすぎ、と感じている

シカゴ・トリビューン紙のデジタル版は3月9日、スマホの頻繁な利用が人間関係に悪影響を及ぼすことを示唆する最近の研究を紹介した。

ある研究では、大学生のカップルにスマホへの依存度についてたずねた。実際の携帯使用頻度に関わらず、恋人が携帯に依存している度合いが高いと思うほど、二人の関係に不満な度合いが高いという結果が得られた。

インターネット・セキュリティ会社のAVGが行った調査では、子供の54%が自分の親は携帯を頻繁にチェックしすぎると感じていることがわかった。

親が携帯に気をとられた時、子供の32%が自分は重要ではないと感じるという。一方、調査された親の約4分の1も携帯をチェックする回数を減らしたいと感じていた。

スマホは会話の質や、人間関係に悪影響を及ぼす

イリノイ州立大学で行われた研究によると、カップルが面と向かって話しているときにスマホで中断されたり、一人がインターネット上の他の人の方を向いたり、自分たちの関係をソーシャル・メディアで見た他の関係と比較したりすると、二人の関係に悪影響を及ぼすことがわかった。

電源の入っていない携帯が目に見えるところにあるだけで会話の質を低く感じるという研究もエセックス大学から報告されている。

人がデバイスに対して持つ依存心や愛着が、実際の人間関係に悪影響を及ぼすのではないかとの推察もある。

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