話し方教室「オランウータンの声が、人類の会話の進化を解明するかも」

声帯を制御できるオランウータン

米国にあるインディアナポリス動物園サイモン・スクジョット国際オランウータンセンターの画期的なデータが、人類・人間の会話の進化を解き明かす手がかりとなるという研究結果が発表された。

同園で暮らすロッキーという名のオランウータン(12歳)は、これまでオランウータンでは確認されていなかった、高いレベルの音声学習能力を示している。

彼は、新しい言葉を学ぶだけでなく、人間と同じように声帯を制御して、人間が発した音に音程を合わせて発声することもできるのだ。

また、相手との「会話的な」前後関係によって、発声に関する行動をコントロールすることもわかった。

初期の人類が、どのように話したかを解明できるか

こうした行動は、類人猿が反射的にのみ声を発すると考えてきた科学者たちの見解を覆すものだった。これまでは、過去200万年の間に脳と声帯が進化することで、はじめて人類は話すことができるようになったと考えられてきた。

しかし、ロッキーの能力は、人類が類人猿から分岐した頃、すなわち1,000万年前にはすでに話し始めた可能性があることを示唆している。

科学者たちは、ロッキーの能力を研究することによって、類人猿から進化したばかりの初期の人類がどのように話していたかを解明することができるかもしれない。

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