話し方教室「保育士の3分の1が、子どもの発話障害を見逃してしまう?」(話し方ニュース東京)

豪で、4~5歳児の会話音声障害(SSD)について調査

「オーストラリア学習障害ジャーナル」に、幼児期の子どもの発話障害に関する研究論文が掲載された。著者は豪チャールズ・スタート大学のハリソン博士ら。

同研究では、子どもの会話音声障害(SSD)に関して、両親や保育士による報告と、専門医の診断との関係について調査。オーストリアのビクトリア州およびニューサウスウェールズ州において、幼稚園・保育園に通う157人の4~5歳児を対象とした。

子どもがSSDであるかどうかを、次の3つの方法によってそれぞれ独立に評価し、その相関を調べた。

すなわち、言語聴覚士が行う「音声明瞭度と音韻の評価」による診断、両親による「発達段階に関する評価」の報告、そして保育士による「発達段階に関する評価」の報告だ。

3分の1の保育士が、発話障害を見逃してしまうことも

その結果、両親によるSSDの識別と言語聴覚士の診断結果は、86~90%と高い確率で一致。

一方、保育士の評価と診断結果の一致率はそれより低く、ビクトリア州で80%、ニューサウスウェールズ州で63%と、地域によって異なる結果となった。

同研究では、幼稚園・保育園における音声言語病理学に関する対策方針によって、上記のように、保育士が幼児期のSSDを認識する正確性が異なってくるのではないかと考察している。

話し方教室の名門・日本コミュニケーション学院東京/コミュニケーション/話し方教室ニュース・スタップ委員会