話し方教室「英語の『発音』における舌と口蓋の相互作用を研究」(話し方ニュース東京)

舌と口蓋の接触パターンの違いが、全く異なる発音を生む

シティ大学ロンドンは4月5日、イギリス英語における舌と口蓋(口の上壁にあたる部分)の複雑な相互関係に関する研究で、リーヴァーフーム助成金を獲得したと発表した。

人の発音は非常に精巧だ。舌の位置や口蓋との相互作用における小さな変化が、全く異なる音を生み出す結果につながる。

このような相互関係を研究するため、シティ大学の研究者は、舌-口蓋間の接触パターンに関する発音資料を調査。特に、舌と口蓋に生じる左右非対称に注目するという。

発音の基礎的知見を得るだけでなく、発話障害の診断や治療への応用にも期待

同研究では、「電子口蓋図法」という方法を用いる。

この方法は、62個の電極を配置した特注の人工口蓋を話者が着用し、接触部分を調べるもの。電極によって、発音中における舌と口蓋の接触部分がコンピュータに入力され、接触パターンが解析される仕組みだ。

また、発話における左右非対称を生み出しているであろう要因ついても研究を行う。

これは例えば、発声の種類や、話者の利き手(右利きか左利きか)、口蓋の配置といった因子。口蓋の配置は、生物医学的な画像化による新手法で解析する。

同研究のプロジェクトリーダーは、今般の研究が、発音に関する基礎的な知見につながるだけなく、運動性発話障害の診断や治療に役立つ可能性があるとしている。

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