話し方教室「職員のコミュニケーション・トレーニングで、抗精神病薬の使用減少」(話し方ニュース東京)

介護職員にコミュニケーション・トレーニングを実施。その結果は?

医療関係者にニュースを伝えるMPRは4月21日、特別養護老人ホームの職員にコミュニケーション・トレーニングを施したら、施設での抗精神病薬の使用が減少したという研究を紹介した。

米国マサチューセッツ州にある93の施設がOASISと呼ばれるプログラムに参加した。このプログラムでは薬物投与の減少を目指し、看護師、看護助手、食事係、受付などの職員をトレーニングする。

痴呆症の老人が問題行動を起こしたときには、何か満たされない要求があると考え、その解決に向かうために必要な知識や技術、態度などを教える。

9ヶ月後、プログラムに参加しなかった831の施設と比較した。OASISに参加した施設では抗精神病薬の処方が7.6%減少し、参加しなかった施設での減少は3.9%だった。

痴呆症の老人の迷惑行為に薬物で対処の現状、それでよいのか?

研究者は次のようにコメントしている。

「赤ちゃんが泣いたり暴れたりしても、誰も投薬したりしません。普通、必要なものがあると訴えていると考えるものです。痴呆症の老人がうまくコミュニケートできないときには、老人の迷惑な行動を薬物で抑えるというのが現在の対処の仕方です」。

OASISは痴呆症の老人の世話における根本的な考え方の違いを示すものだという。

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